いつでもどこでも映画と読書、あとなんだろう
by ののちゃん
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いままでで一番通った店は、居酒屋だと思う。これは紛れがない。
それが一ヶ月に十日の飲酒。辛か~。 休肝日の過ごし方ってむつかしい。それで学生時分に戻って、いつでもどこでも映画と読書に明け暮れようと思う。大好きな川上弘美さんは、読書三昧の毎日を、なんだか彩りに欠ける人生ではありますと謙遜して書いていた。う~ん、こちらは実感だなぁ。
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うれしくてさみしい「人生の扉」を聴いた日ー

 NHKの「SONGS」(4/2)を観て、新たな想いがあり、そのことを書く。

 竹内まりやの「Denim」は、僕の中では、もはや伝説の名盤である。
「人生の扉」のシングルカット情報は、package-landさんから教えて頂いた。wittyな文章と写真が素敵なta-ke-58-ta-xiさんも、テレビをご覧になって、詞を引用されてた。
今、package-landさんのブログの素晴しい写真を眺めている。(http://packagelan.exblog.jp/8297968/)
まあ、名曲だから、若い人にも、是非聴いて貰いたい。
だが、この曲が人生の応援歌とする説には、objection!である。もともと、あまり人生を語るような歌は好みじゃない。たとえば、「マイ・ウェイ」や「昴」など不得手である。というより、嫌いだ。
人生というと、みな、カラフルで、ドラマチックな内容の詞を綴る。趣味ではない。
僕が思うに、「人生の扉」にはモノトーンの秩序があり、定型詩の美しさがあった。じんわりと心に沁みる落ち着いた曲だった。
テレビで流れた映像では、ワンコーラスめはクレーンを使って、屋外からカメラは旋回しながら八ヶ岳高原音楽堂内へと突入する大仕掛けなズームインから始まる。残念だが、撮影はカットが割られ、竹内まりやの歌っている撮影は音楽堂内からだった。ここまで凝ったのなら、ヒッチ師匠のようにワンテイクで勝負して欲しかった。
だが、ツーコーラスめは、見事だった。八ヶ岳連峰の稜線を背景に満開のさくらが絢爛と咲く。黄色い菜の花畑を、デニムの彼女が歩いている。花を見上げたり、さくら並木を歩く後姿だったり、映画のシーンのようだ。
I say it's sad to get weak
のところでは、年代ものの老樹だった。
この詞だけど、定型詩の美しさは英語の部分が顕著である。
I say~,You say~,And they say~,But I ~
を繰り返す。わたしは言う、あなたは言う、また彼らは言う、だけどわたしは。。。と言う逆説めいた作り方だった。
But I ~が使われるのは、節目となる年令で、50代と90代である。こうだ。
But I feel it's nice to be 50
But I'll maybe live over 90

 また、最後の決め所もそうだ。
But I still believe it's worth living.
でもわたしは、生きていることには価値があると信じる(拙訳)
まあ、訳の拙さは見逃していただくよりないが、ボーカリストとしては、確実に進化していると思う。

 竹内まりやはデビュー当時から、好感を持って見てきた。そっけないような歌い方の「SEPTEMBER」は新鮮だった。伊東ゆかりに似た、さわやか甘さのアルトが際立つ「不思議なピーチパイ」だと、キラキラした素敵なキブンになった。「駅」では、雑踏の中の孤独を感じ、黄昏の風景の中で、キブンは鬱屈した。今回は、この三曲は2000年の武道館のライブ映像が流れた。
ライブ映像は、ビビッドだった。いくつになってもブリリアントな彼女の魅力が動きの中で、鮮やかに映し出された。おずおずと手を振る姿が、なんだか初々しい。

 だが、本格的なファンを自認するほどになったのは、アルバム「Denim」(‘07)からだ。昨年の五月だった。PV(プロモーション・ビデオ)を何回も繰り返し聴いて、アルバムを買った。そして「Bon Appetit!」(‘01)まで遡及した。続く、「LONGTIME FAVORITES」(‘03)では、同好の60年代オールデイズ・ポップスをバックグランドにしていることも知った。
このあたりは、穴沢ジョージさんの先駆的なブログが素晴しいので参照されたい。(http://plaza.rakuten.co.jp/ageorge/diary/200311270000/)
略歴の一端だが、竹内まりやは出雲大社そばの老舗旅館で生まれ、高校在学中にアメリカ・イリノイ州に一年交換留学したそうだ。

 「Denim」というアルバムは、五十路を過ぎた竹内まりやの「青い鳥」を描いた作品だと僕は思っている。「青い鳥」の童話は、ごく一般的な理解では、魔法使いのおばあさんがしあわせの青い鳥は遠いところにあるのではなく、すぐそばにあるけど、なかなか気がつかないのだとチルチルとミチルに教えた物語である。

 「Denim」には、ライナーノーツがない。それはアルバムに収められた12の歌が、私小説といった趣を持っているためだ。いわば解説文は蛇足であり、われわれが感じたままでいて欲しいと彼女が願ったからだろう。歌詞の前に、序文が書かれている。
「このアルバムの12の歌の中に、どれかきっと、皆さんの今の気分に合うデニムが見つかることを願っています。」と、序文は結ばれている。

 カバー曲の「君住む街角」から、ラストの「人生の扉」までの配列には、自明だが、意味があるに違いない。僕の仮説「青い鳥」論は、ニ曲目の「スローラブ」の歌詞からの連想である。
「Slow down 立ち止まってみて 君が探している大切なものは
 Slow love あまりに近くて 見えないだけの青い鳥かもね」

 序文が書かれた歌詞カードには、彼女のスナップ写真が数多く収録されている。どれも伝統的で、見事な瓦屋根の日本建築の室内だ。すべて同じ場所だった。たぶん、彼女の実家の老舗旅館「竹野屋」だと思う。出雲大社まで、徒歩一分だと旅館のHPに書いてあった。

 スナップ写真では、二階の縁側の手すりに足を乗せたり、畳に足を投げ出したり、行儀はよくないのだが随分、リラックスした普段の自分が露出している。くつろいでいるなあ、という感じが滲んでいる。
はっきり書くとマキシは彼女には似合わないのだが、大ファンの僕には妙に艶かしく、セクシーである。

 「君住む街角」は、ぜんぶ英語で歌っているが、気になったのはここである。
「For there's nowhere else on earth that I would rather be
Let the time go by, I won't care if I
Can be here on the street where you live 」

 彼女の対訳が載せられている。
「だって 世界中のどんな場所よりも 私はここにいたいから
 あなたの住むこの通りに いつまでもずっとこうしていたいの」

 ははあ、彼女はやっぱ、「青い鳥」を書いたのだと思う。実家に帰り、私たっぷりの歌詞を綴り、志してやめた英語を訳し、また英語の詞も書き、だんな様へのラブレターまでヌケヌケと書いた。
山下達郎は、しあわせものである。
人生の応援歌という言葉には、潤いや味わいがない。彼女の吟味した言葉だと、風合いに欠ける。
真っ白な桜の花を見て、来年もこの人と見たいなあと思う。
でもー
♪人は皆生まれ来た 瞬間からもうすでに    この海へ還ること 決められているけど(「返信」)
♪みんなひとりぼっち それを知るからなお あなたの大事さがわかるよ(「みんなひとり」)

 結局、信じられない速さで時は過ぎ去ってゆき、人はみな、満開の桜を、この先いったい何度、見ることになるだろうと考える。
来年はひょっとしたらと思うから、人生は美しく輝く。
来年もまた、この人と一緒に見たいなあ、というのには希望がある。
いろいろな可能性があり、期待にたがわない一つが叶ったら、とてもロマンティックである。
いつかは途切れるのだが、それゆえ、素敵なトキメキがある。
だから、メーテル・リンクの戯曲(Lesedrama)の青い鳥は、さあっと飛び立ち、どこかへ飛んでいく。
人生は応援する類のものではない。
いつもワクワク、ハラハラ、そしてドキドキするものなのだ。
たぶんそれ以上でも、それ以下でもない。

 今回、新曲の「うれしくてさみしい日(Your Wedding Day)」のPVも流れた。このヘアメイクはどうだったのだろう。まっ、いいや。
小淵沢の教会での、彼女のピアノの弾き語りが初めて観れた。窓の外は落葉した木立だ。
♪あなたと共に過ごした 思い出を今かみしめてる
♪笑顔絶やさずにいてね パパと私がそうだったように

 「花嫁の母」の立場からの詞である。
当たり前だが、彼女も母親であった。じ~んとするより、ふ~ん、そうなんだと思った。
これは、できれば披露宴では聴きたくない。私的なところが、ふさわしい。
 
 五十路も案外ナイスなんだよなあ。ホント、そう思っています。






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by nonoyamasadao | 2008-04-04 16:32 | 竹内まりや | Trackback | Comments(4)
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Commented by ta-ke-58-ta-xi at 2008-04-04 23:37
・たとえば、「マイ・ウェイ」や「昴」など不得手である。・・・同意!!。
・「駅」では、雑踏の中の孤独を感じ・・・ワタクシもそう感じた!!。
・60年代オールデイズ・ポップスをバックグランド・・・ですよね。
・マキシは彼女には似合わないのだが・・・・赤面しつつ同意!!。
・山下達郎は、しあわせものである・・・激しく嫉妬心有!!。
・いつもワクワク、ハラハラ、そしてドキドキするものなのだ・・・同意!!。

・このヘアメイクはどうだったのだろう・・・赤面しつつ同意!!。
・じ~んとするより、ふ~ん、そうなんだと思った・・ワタクシも・・思った。

・五十路も案外ナイスなんだよなあ・・・ここんとこは・・もう若くはないと言う・・現実も待ち構えているので・・残念ながら・・半分同意(笑)。

今回のnono様の文には・・まりや様への憧れにも似た想いが絡み合い・・リキが入った内容で・・ワタクシの琴線にも触れ・・首かしげることなく・・一気に読めましたあ!!。
もし・・竹内まりや がこの文を読むことがあれば・・軽く笑みを浮かべながら・・・ありがとう!! と言ってくれると思います。

Commented by package-land at 2008-04-04 23:48 x
何度は行った八ヶ岳、音楽堂の懐かしさと「人生の扉」そのものイメージを春なのにまだ雪が残る音楽堂の窓を開けひろげ、、クレーンカメラでのアングル、それはそのまま走馬灯のごとく、最高でした!
Commented by nonoyamasadao at 2008-04-05 16:08
To ta-ke-58-ta-xiさん
>・ワタクシの琴線にも触れ・・首かしげることなく・・一気に読めましたあ!!。もし・・竹内まりや がこの文を読むことがあれば・・軽く笑みを浮かべながら・・・ありがとう!! と言ってくれると思います。
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ちゃんと読んで頂いて光栄です。、僕のはあちこち脈絡なく話が飛ぶし、タケタク兄さんはいつも、ああ、長かったあとお疲れになられたでしょうね。読みやすく判り易く書くことが大事だとは思ってはいるのですが、まだまだ基本ができていません。今後も、また教えてください。
Commented by nonoyamasadao at 2008-04-05 16:24
To package-land さん
>何度は行った八ヶ岳、
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アメリカのあちらこちらを行き倒されたのは、存じてました。国内もですかあ。あまり大きな声では言えませんけれど、素晴しい業績のお方なのですね。お見逸れいたしましたあ。
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