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いつでもどこでも映画と読書、あとなんだろう
by ののちゃん
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 いままででの人生で、一番通った店は居酒屋だと思う。たぶん、これは間違えないと思う。それが今や、1ヶ月に10日の飲酒。辛いよ~。休肝日の過ごし方ってむつかしい。 それで学生時分に戻って、いつでもどこでも映画と読書に明け暮れようと思う。大好きな川上弘美さんは、読書三昧の毎日を、なんだか彩りに欠ける人生ではありますと謙遜して書いていた。 う~む、ボクの方は、こりゃ実感だなぁ。
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桜坂

昨日は少し寒かったが、一転、春うららである。
あちこちのブログを立ち読みすると、さくらの文字が並んでいる。
さくらにちなんだ春らしい詞について、ちと斜に構えて書く。詞の引用には、一応、名前を付す。

そんなに古くないヒット曲で、ダイレクトにさくらと結びつくのは、やっぱ福山雅治の「桜坂」と森山直太郎「さくら」でしょうね。

「桜坂」は♪風にそっと歌うよ。。。というフレーズが好きだ。文学っぽいような気がするけど、どうでしょう。
♪揺れる木漏れ日 薫る桜坂
♪悲しみに似た 薄紅色
言いがかりめくが、「悲しみに似た 薄紅色」は多くを語りすぎているように思う。形容過多である。もっと言葉を削ぎ落として、シンプルな方が素敵だ。
揺れるという言葉は、よく出てくるけど扱いがむつかしい。
以下の簡単な引用は夾雑物がなくて、純度が高いので松本隆らしくない。でも、とてもうまく出来ていて好きだ。
♪ゆれて ゆれて 湘南
さっぱりしていて気持ちがいい。歌のタイトルも「ゆれて湘南」だった。
♪私はゆれて ゆれてあなたの胸の中
いしだあゆみの「ブルーライト・ヨコハマ」である。「揺れて」は「ゆれて」の方が美しい。やっぱ、橋本淳の詞には絵がある。

森山直太郎の「さくら」は独唱である。ヘタにはムリな歌だ。
♪さくら さくら 今、咲き誇る
♪さくら さくら ただ舞い落ちる
♪さくら さくら いざ舞い上がれ
これは、専門家の詞だ。韻を踏んだ定型詩になっている。見事なものである。森山直太郎と合作した御徒町凧 なる人物は何者だろう。しばらく、眼が離せませんね。

松本隆の傑作からもう一つ、選んでおく。
♪洗いざらしのシャツの匂いに
♪はにかみながらくしゃみをクシュン
これ、笑ってしまいますよね。花粉症ですからね。西村知美の「サクラが咲いた」です。
風の強い日に、ムリにおねだりして丘に上がって、港を眺めます。
そして、くしゃみをクシュンという流れです。松本先生、冴えてます。

どうでもよいけれど、気になっている詞がある。春には関係ないですが、お示ししておきます。
布施明の「君の歌がきこえる」です。作詞はご自身で、ラブ・バラードでした。二番の詞です。
♪毛皮のお店の前に立ち  いつかは着てみたいわなんて
♪ふり向く君の微笑む顔  まるで昨日のことのよう
問題の箇所は、次のサビの部分です。
♪目黒通りのあの曲がり角で 君は泣いていたね

どうして、目黒通りなのでしょう。
どうして、あの曲がり角と書いたのでしょう。
はじめて聴いたときに、ドキッとしました。文脈の中で、有意味な固有名詞ではなかった。浮いていた。
たぶん、作詞家にとってなにがしかの想いがあるのだろうと思った。悲しい絵があった。
もし、まったく無意味であれば、この詞は、少なくとも僕に対しては成功している。
だって、20年間、今も気になっているから。

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by nonoyamasadao | 2008-03-28 14:00 | 短編小説・詞・詩 | Comments(4)
Commented by package-land at 2008-03-31 00:19 x
4月2日にNHK,SONGSに「竹内まりや」スペシャルがありますよ!「人生の扉」「不思議なピーチパイ」「元気をだして」「駅」「うれしくてさみしくて」、、等、ご期待です!。
Commented by nonoyamasadao at 2008-03-31 14:44
To package-landさん
>4月2日にNHK,SONGSに「竹内まりや」スペシャルがありますよ!
-----
おお~~、そうですか。知りませんでした。

>!「人生の扉」「不思議なピーチパイ」「元気をだして」「駅」「うれしくてさみしくて」、
-----
ほぅ、かなり網羅的ですねえ。若い時分の曲も、また懐かしい。
朗報、ありがとうございました。
Commented by package-land at 2008-04-01 00:59 x
荻窪ご出身との事、私もサラリーマン時代ご近所の南阿佐ヶ谷団地の社宅に住んでおりました、まだ環八が荻窪あたりで止まってました時代、善福寺川が荻窪から阿佐ヶ谷を通って和田まで、、その川岸公園の桜並み木は底抜けに〜〜です住んでた頃はまだ手首位の桜ももうすっかり抱えきれない位の大木になってました、そう言えば南阿佐ヶ谷駅で谷川俊太郎さんとお会いしましたがな、、なつかしい!。
Commented by nonoyamasadao at 2008-04-01 13:37
To package-land さん
>私もサラリーマン時代ご近所の南阿佐ヶ谷団地の社宅に住んでおりました、まだ環八が荻窪あたりで止まってました
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永福町とか阿佐ヶ谷が近くの駅?。僕が千歳船橋に勤務してた頃は、環八は高井戸まででした。

>その川岸公園の桜並み木は底抜けに〜〜です住んでた頃はまだ手首位の桜ももうすっかり抱えきれない位の大木になってました、
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そういうのって、時の流れをマザマザと感じますね。僕が荻窪にいたのは昭和28年からの10年で、和田堀公園とかよく知らないんです。大宮八幡ならよく知ってます。

>南阿佐ヶ谷駅で谷川俊太郎さんとお会いしましたがな
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一番尊敬する詩人です。うらやましいですねえ。
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