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いつでもどこでも映画と読書、あとなんだろう
by ののちゃん
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 いままででの人生で、一番通った店は居酒屋だと思う。たぶん、これは間違えないと思う。それが今や、1ヶ月に10日の飲酒。辛いよ~。休肝日の過ごし方ってむつかしい。 それで学生時分に戻って、いつでもどこでも映画と読書に明け暮れようと思う。大好きな川上弘美さんは、読書三昧の毎日を、なんだか彩りに欠ける人生ではありますと謙遜して書いていた。 う~む、ボクの方は、こりゃ実感だなぁ。
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金沢でうろうろーむかつく人非人

いやあ、毎日、暑くなりました。夏キターって感じだ。
きょうは金沢のこと、思いつくまま書こうと思う。
というのは、直木賞作家の唯川恵の「夜明け前に会いたい」を読んだからで、
小説はそこそこってところですね。

金沢には四回行った。小浜、天橋立、城崎が二回だから、お気に入りでも回数が多い方だ。
まあ、四回くらいで、でかい顔するつもりなどない。でも、夏も秋も、雪のお正月も経験した。
寒いの苦手なんだけど、城下町で、川があって、山があって、魚が美味しいところで生活するのが理想だ。石坂文学みたいだな。今いるところもまさにそれで、ただ、金沢の方が好きかな。

東京にいたころ、ニュー新橋ビル地下の「東尋坊」にはよくいった。
初老のご夫婦と息子さんでやっていたけど、国に帰るのでだいぶ前に、店は閉じられた。
ここのゴリの空揚げ、納豆の軽石揚げ、頼まなくてもたまに出してくれるふかひれの梅肉和えなんか美味しかった。もちろん、刺身はあたりまえだが、おいしかった。

銀座の割烹「かなざわ」にも、二度か三度、行ったかな。
ここは老舗割烹で、味も抜群だけど、しがないリーマンだと、お値段の関係でそうそういけるもんじゃない。

金沢というと、”五木寛之”という時代があった。
その頃に金沢にはよくいった。高橋治が直木賞を受賞する前のころです。
でも五木の「風の柩」が先行だが、
高橋の「風の盆恋歌」だけは蔵原惟繕監督で観たかったなあ。
遺作になるはずだったのですけどね。
高橋治の交遊録が、日経新聞に連載されてた。この方、かなりムカツクお人柄だよなあ。

人様の中傷ばっかり書いている。後味悪くないのかしらん。
たぶん独善・孤高のお方なのでしょう。友達いなさそうだ。
ほやけどねえ、気持ちがのると、雰囲気のある小説を書くんだよね、この人。

一度、会社の同僚二人と輪島に旅をしたことがある。
金沢の石川門で、お昼ごろ、待ち合わせだったと思う。
どうして待ち合わせなのかといえば、二人は飛行機で小松空港からで、
こちらは高いところがまったくダメだから、
東京ー名古屋ー米原ー金沢の新幹線・特急ルートなので、そうなった。

だが、金沢の街中の交通渋滞を軽視しすぎて、
タクシーで行ったけど45分くらい遅刻したかな。石川門の裏には金沢大学があったころだ。
誰もいない。土産物屋だったかな、
そのまえでしばし45分くらい待ってみた。飛行機もよくおくれるものね。
でも、彼ら人非人はさっさと、現地に行ってしまったみたいだ。

彼らを案内しようと思っていた”石亭”に行く。ここはよく知っている。
しゃぶしゃぶやさんだが、ここの刺身はうまいのだ。いつも甘エビを食べることにしている。
そのときもそうした。甘エビの味は格別だった。
青い色の卵がついていてあまりの美味しさに、人非人たちがかわいそうに思った。


でまあ、輪島に向かいました。どの旅館に予約したのか任せていたので、不安だったけど、熱海や箱根じゃないものね。何とかなるだろうと思っていた。
結構、時間がかかって輪島に着いたら夕方だった。でも暗くはなかった。
ホームから人非人たちを探すと、いたいた。ホームから見える柵の外に男二人。

輪島も二度目だった。輪島駅ってもう、ないんだってね。なんかさみしい。
帰りに寄った金沢の犀川大橋の「てらき屋」の魚は、うまかった。
この店はもう有名になりすぎて、ビルまで建てたそうだが、このころはお魚屋さんでね。
魚屋の二階に大部屋があって、座布団なんかとっちらかし放題という感じで、灰皿も歪んでいて、タバコをのせる所がなかったよ。
でも、夏だったけど、スズキ、コチ、クロダイのぶつ切りにした刺身で、
日本酒で一杯やりましたな。真昼間から。
地元の人に旅行客が混じったような感じでした。
列車の都合かなんかで、一時間もなかったけど、満足でした。
うんと寒くなった冬に、ここで食べた寒ブリは生涯、忘れられない。
身がしまってて、脂っこくないんだね。あっさりしている。でも美味。微妙にして深い。

唯川恵さんの小説だと犀川ではなくて、浅野川が舞台だけど、金沢はまた行ってみたいなあ。

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by nonoyamasadao | 2007-07-25 11:05 | 短編小説・詞・詩 | Comments(0)
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