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いつでもどこでも映画と読書、あとなんだろう
by ののちゃん
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 いままででの人生で、一番通った店は居酒屋だと思う。たぶん、これは間違えないと思う。それが今や、1ヶ月に10日の飲酒。辛いよ~。休肝日の過ごし方ってむつかしい。 それで学生時分に戻って、いつでもどこでも映画と読書に明け暮れようと思う。大好きな川上弘美さんは、読書三昧の毎日を、なんだか彩りに欠ける人生ではありますと謙遜して書いていた。 う~む、ボクの方は、こりゃ実感だなぁ。
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紅葉の匂い

 最近、飲酒日と休肝日のローテーションに乱れが、ままある。
1飲2休肝日で、かれこれ10年が過ぎたが、最近になり、飲みだすと3飲とかになる時がある。
そうなると、6休肝日となる。
なかなか辛いのだが、この方が、γ-GTP、ALT、ASTなどの数値がよい。
酒量の総量は増えているのに、摩訶不思議なことである。

 このところ、めっきり寒くなり、タクシーの運転手さん曰く、朝晩は暖房で、午後は冷房にしているという。
まあ、贅沢になったのだろうが、寒暖差は大きい。

 キンモクセイが散り、もうどこからもキンモクセイは匂ってこない。
いつもさみしいと思うのだけれど、季節の時の刻みは、異常気象でも、存外、正確なのである。
そんな事を思っていたら、サザンカの嫌味のない花がひっそり咲き出した。
ああ、この季節になると、アンコウの水炊きが美味しい。

 立原正秋先生の『鮟鱇とモーツアルト』(?)というエッセイだったかなあ。
立原先生は、隣家から聞こえてくるモーツァルトの音楽をBGMとして聞きながら、鮟鱇鍋をつついて悦に入り、「モーツァルトとはよく合う」と書いていた。
この地のアンコウは、常磐産ではなく、下関産のアンコウだが、なかなか美味しい。
アンコウ鍋は、ネギ、トーフ、春菊だけで十分だけれど、それに白菜、シイタケも入れ、コブだしが好みだ。
アンコウは湯通しした方が、美味しいと思う。

 山川草木が気になりだしのは、持ち家になってからだった。
今は、3年越しの花が咲かない緑の葉のポインセチヤと、ベランダにある梅の鉢植えしかない。
な~んとも、味気ないことだ。

 実は、向田邦子さんのエッセイ『楠』を読んでいて、山川草木の愛好は持ち家から始まる。。。と気がついた。
向田さんのドラマの脚本には、木が出てこない。
それは製作費のコストセーブだと考えたが、どうも違う。
向田さんは、お父上が転勤族で、社宅暮らしが長かったために、よその庭では植木いじりが出来なかったことに解を得る。
フム、樹木の葉ずれや季節の匂いというのは、人間の気持ちにかなり影響を及ぼすと思う。

 小さかった木が大きくなり、やがて、樹齢十年、二十年、そして、自分がいなくなった後も、ずっと、残ると思うと、感慨深いものがある。
我が地には、大きなクスやケヤキなどが、多い。
ケヤキの紅葉は、茶、赤、黄色など様々で、ケヤキの大木を登ったり、抱き着いたり、日陰で読書したり、泣いたりしたら、ステキな想い出だなって思う。

 向田邦子さんは、野呂邦暢さんの『落城記』が大好きだったみたいで、主人公の娘の”私は死んでもこの世からいなくはならない。私は楠である”を引用していた。

 してみると、ボクだったら、“私はトサミズキである”かなあ。
でも、絶滅しちゃうかもしれないんだよなあ。
まっ、いっか。





by nonoyamasadao | 2019-11-14 16:31 | 雑文 | Comments(0)
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