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いつでもどこでも映画と読書、あとなんだろう
by ののちゃん
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 いままででの人生で、一番通った店は居酒屋だと思う。たぶん、これは間違えないと思う。それが今や、1ヶ月に10日の飲酒。辛いよ~。休肝日の過ごし方ってむつかしい。 それで学生時分に戻って、いつでもどこでも映画と読書に明け暮れようと思う。大好きな川上弘美さんは、読書三昧の毎日を、なんだか彩りに欠ける人生ではありますと謙遜して書いていた。 う~む、ボクの方は、こりゃ実感だなぁ。
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お昼の定食屋さん

 今頃になって、『男女7人夏物語』を楽しんで、見ている。
脚本家の鎌田敏夫さんとのおつきあい(といってもドラマを通じてだが)は、結構古い。
東宝映画時代の、井手俊郎先生門下の時の、あまり出来の良くない作品、石原慎太郎原作の青春熱血ドラマ、情緒過剰の『俺たちの旅』も、みな見ている。
そして、アランアルダの『四季』の影響が色濃い『金妻』あたりから、彼の才能が開花して、はまり出す。
つまり、数学の順列と組み合わせのように、男女が織りなすドラマが『金妻』を経由して、開花したのが、『男女7人夏物語』であった。
あらためて、見て、フム、面白かった。

 時間的には、イシダイやイシガレイの刺身がうまかった千歳船橋時代から、麹町に本社が移って3年目くらいだ。
夕暮れになると、夜の空気に誘われて、行きつけの店に、毎日、繰り出していた。
だから、テレビなど見ることはなかった。

 ドラマは、タイトルバックで、清洲橋が正面に映し出され、ズームアップしていく。次いで、首都高速6号向島線がうつった。
今なら、東京スカイツリーが背後に、聳えているはずだ。

 下を隅田川が流れる、清洲橋を大竹しのぶさんが欄干でリズムをとりながら、スキップするように走ってくる。
初々しくて、若さが弾けている。

 好きなシーンは、夜の定食屋さんで、冷ややっことブリの照り焼き定食を頼み、ビールを飲むところである。
いつものように、明石家さんまさんと、口げんかになり、じゃれあっている場面で、小泉今日子さんの『夜明けのMEW』がかすかに被さる。
♪愛をごめんね~  君を~すべて 知っている~と 思っていた~
のところが、低く流れている。

 このころはいつも、おいしい刺身や、酒の肴を求めて、行きつけの店に行った。
毎日だから、さすがに飽きると、美味しい匂いがする銀座や新橋の裏通りをさまよった。
酒量は多すぎたけれど、理想の老後のような毎日だった。

 ああ、日が暮れるなぁ。。。と思うと、今日は、どこへ行こうと胸がときめく。
そっか、おいしい定食やさんで、ほうれん草のおひたしや、きんぴらに、肉豆腐に、味噌汁にご飯など食したのは、虎ノ門勤務のお昼くらいまでだった。
むつ照り、たらこのチョイ焼きとか、さんまの焼き魚定食とか、ホタテのフライ定食とか食べていた。
本格的な酒飲みになってからは、二日酔いの翌日のお昼は、コンビニのおにぎりか、たまに、ホカホカ弁当屋さんの、肉ちょっぴりの野菜カレーなど食し、お昼休みの時間はへたくそな将棋など指してた。
30代の半ばは、卵とじソバとか、毎日食した。

 ああ、今だったら、秋の陽ざしが陰りだした時間、おいしいお酒を飲もうよ~と誰かを誘って、たんたんと、静かなお酒を飲みたいものである。
それが、本当の理想の老後なのになあ。

 しんみりと、過ぎて行った時間とか、今週に起こったうれしかったことなど考え、静かに一杯目のビールを飲み、ゆっくり一杯目のお猪口の酒などすすりたいものである。





by nonoyamasadao | 2015-11-05 17:15 | 雑文 | Comments(0)
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