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ゆっくりとまったりと(962)
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いままででの人生で、一番通った店は居酒屋だと思う。たぶん、これは間違えないと思う。それが今や、1ヶ月に10日の飲酒。辛いよ~。休肝日の過ごし方ってむつかしい。
それで学生時分に戻って、いつでもどこでも映画と読書に明け暮れようと思う。大好きな川上弘美さんは、読書三昧の毎日を、なんだか彩りに欠ける人生ではありますと謙遜して書いていた。
う~む、ボクの方は、こりゃ実感だなぁ。
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りんごパン
朝食はいつも、石窯ライ麦パンか玄米パンが多い。
今朝は、りんごパンを食した。 形状は、やや歪んだげんこつ型だ。 なんか、いいなって思う。 いびつって、落ち着く。 立原正秋の、やや俗っぽい小説『春の鐘』を思い出した。 いびつな白磁に、ヒロインの性格と美しさを重ねた。 子供のころから、チョコレートパンの形が嫌いだった。 巻貝のような、ちょっとラッパのようでもあり、人工的な気がした。 いまでもクロワッサンやデニッシュなど同じ傾向に思え、得意ではない。 皿の上のかなり巨大なりんごパンに、じぃーっと見入る。 いびつなげんこつのようなふくらみは、そこはかとなく色っぽい。 そう思うのは、ワタクシがひねくれているからかもしれない。 で、お味はどうだったのか。 う~ん、淡~い紅茶の味がする。 濃い目でない、仄かな紅茶の味だ。 本物のアップルティーは香りが非常に強く、甘いという。 そ~なんだ。 抹茶パンはよく食べたが、淡い紅茶パンも、ちょっと不思議な味がする。 生地も、なにげに紅茶色っぽく見えなくもない。 スライスしようかと、老婆は言う。 いえいえ、野獣派は、ちぎって食べたり、スライスなどしてはならない。 ワイルド系なら、ガブッと噛みつくものだ。 で、齧る。 うっ、うまい。 羽毛布団とまでは行かないが、適度なフカフカの食感がよいな~~。 ガブリ、ガブリと食べたあと、はて、りんごは入っていたのだろうか。。。と疑問に思う。 まっ、いいではないか。 口の中に、すこしさみしいような、ほのかに甘い、あわあわとした紅茶の後味が残った。 遠い昔、荻窪小学校の帰りに、パン屋さんでメロンパンやクリームパンをよく買った。 砂利をまいた夕暮れの道にあった、マサキの生け垣の我が家が一瞬、よみがえった。
by nonoyamasadao
| 2013-01-30 12:00
| 雑文
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