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ゆっくりとまったりと(962)
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いままででの人生で、一番通った店は居酒屋だと思う。たぶん、これは間違えないと思う。それが今や、1ヶ月に10日の飲酒。辛いよ~。休肝日の過ごし方ってむつかしい。
それで学生時分に戻って、いつでもどこでも映画と読書に明け暮れようと思う。大好きな川上弘美さんは、読書三昧の毎日を、なんだか彩りに欠ける人生ではありますと謙遜して書いていた。
う~む、ボクの方は、こりゃ実感だなぁ。
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万歩計
ケータイの会社から、あなたのケータイは、あと一ヶ月で使えなくなります警告があって、夏にケータイをタダで変えた。
シニア・ユースのケータイなのだろう。 万歩計の機能がついている。 ちなみに、仕事部屋との往復にフツーの道を通ると、五千歩~六千歩。 通り抜けの大学を抜けると、三千歩~四千歩である。 この地の中心部には、上通り、下通りなどあるが、最近になってすこし分かるようになった。 上通りの商店街の方にあるお店で忘年会があり、歩いて行く。 正しくは、タクシーで行こうと思ったが、折からの忘年会のシーズンで、三十分以上待たないと、配車できないと、どのタクシー会社もいう。 じゃあ、仕方ないなあ。。。と待ち合わせのお店へぶらぶら歩く。 ネットでお店の地図は確認したけれど、歩いているうちに、案の定、迷子になる。 思えば、適当に商店街の角を曲がって、横道にそれたのが、間違いだった。 そのうちに、お城はどこ、電車通りはどっちだっけ状態になる。 ウ~ム、磁石か商店街の地図でも持ってくればよかった。 な~んか、同じところをグルグル回っているような気がする。 この喫茶店、さっき見たような気がする。いや、錯覚か。 このスイ―ツのお店とファッション店があるのは、さっき通ったとこに戻ったのではないか。 疑心暗鬼がドドッと押し寄せ、ものすごい疲労が襲ってくる。 ああ~、もうダメ。 とぼとぼ、原点のお城側の有名なホテルに辿り着くべく、吟味に吟味を重ね、慎重に、おそるおそる歩く。 東京の頃は、本屋とか映画館や喫茶店が記号だったなあと思う。 この地の行きつけの本屋は三年坂の一軒だけだし、映画館は家の近くのシネプレックスしか行かない。 しかたなく帰ろうとすると、めあてのお店は目の前にあった。 ああ、我が人生は、努力でも誠意でもなく、偶然というか、タイミングが支配しているようである。 こんなことでよいのだろうかと、しんみり考える。 万歩計は何歩、刻んだのだろうか。
by nonoyamasadao
| 2012-12-18 10:31
| 雑文
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