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いつでもどこでも映画と読書、あとなんだろう
by ののちゃん
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 いままででの人生で、一番通った店は居酒屋だと思う。たぶん、これは間違えないと思う。それが今や、1ヶ月に10日の飲酒。辛いよ~。休肝日の過ごし方ってむつかしい。 それで学生時分に戻って、いつでもどこでも映画と読書に明け暮れようと思う。大好きな川上弘美さんは、読書三昧の毎日を、なんだか彩りに欠ける人生ではありますと謙遜して書いていた。 う~む、ボクの方は、こりゃ実感だなぁ。
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深夜の甘栗

 街中の交差点で、タクシーがなかなか、つかまらない夢をみる。
先の信号待ちの空車に手を挙げると、気がつかないで、右折してしまったり、人が隠れるように実車してたりでうまくゆかない。
まっ、いっか。
やがて、別な空車のタクシーの運転手さんとアイコンタクトが出きて、手を挙げると、運転手さんも会釈する。
やれやれ~。
やっと乗れると思ってると、とんでもない酔っぱらいが、その車に乗ろうとしている。
おいおい、ダメだよ、ダメ。
と思うが、信号待ちのところで、押し問答になってる。
ボクは先の信号で待つ身である。
太宰治ではないが、待つ身は辛いが、待たせる車の運転手さんも辛いんだよなあ。
仕方ない・・・まっ、いっか。
どうぞ、お先に乗せてやってくださいと合図を送る。
運転手さんが申し訳なさそうに、深々と頭をたれる。
そんな余裕かますな、キミ。。。と腹を立てたところで、目覚めた。

 夢の中のタクシーは、いつもバブル時代のころである。
深夜の12時を過ぎて、柏駅に着くと、西口は駅前ロータリーのバス乗り場、タクシー乗り場から、客が列をつくって、狭い階段2階の上まで並んでいる。
まわりも、ボクと同様、惑わずくらいの世代のおっさんが多い。
ごく稀に、はっとするくらいの美人も混じっている。
今風に言えば、モテル人ならば、お持ち帰りの方法に、あれこれ画策することでしょう。
けれど、非モテ道一直線のボクには無縁なので、ぼんやり見とれるだけだった。
 
 世間では、四十にして不惑の人生のはずだ。
まだ、年を重ねた実感など、まるでなかった。
 四十になるかならない頃、晩秋の軽井沢で、カラマツがしんしんと降る中で、ロンドン行きはならずだったことを、しんみり思い出した。
十年も経ってから、物悲しい気分になるとは、やっぱ、そうとう鈍感な人生だなと思う。
還暦を超えても、まだ、ジタバタしている。
はたから見れば、枯れ木でポキリなのだろうが、最後から二番目の恋を見て、さもありなんなどと思う。
還暦過ぎても、ぐれてやる。。。の精神は変わらない。
内田有紀さんがマシュマロを串に刺して焼くのを見て、ボーイスカウトなど偽善的で、でえっ嫌いだあぁぁ。。。と思ってたが、どんな味かは興味シンシンである。

 バブル時代の深夜1時ころの柏のタクシー乗り場には、天津甘栗の売り場があった。
いつも買った。
本当は栗蒸しヨウカンの方がよいのにな。邪道だろうが、アンコの感じが希薄なのがよいなぁ。。。と思ったのも記憶している。

 はて、あの甘栗は誰が食したのだろうか。




by nonoyamasadao | 2012-10-12 10:22 | 雑文 | Comments(0)
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