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ゆっくりとまったりと(962)
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いままででの人生で、一番通った店は居酒屋だと思う。たぶん、これは間違えないと思う。それが今や、1ヶ月に10日の飲酒。辛いよ~。休肝日の過ごし方ってむつかしい。
それで学生時分に戻って、いつでもどこでも映画と読書に明け暮れようと思う。大好きな川上弘美さんは、読書三昧の毎日を、なんだか彩りに欠ける人生ではありますと謙遜して書いていた。
う~む、ボクの方は、こりゃ実感だなぁ。
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ご近所だから・・・
初詣に行く。すぐ近くの神社である。神社の向かいは高校だ。
神社のそばには概して、学校が多いような気がする。 そういえば、この神社には鳥居がない。 ご近所だから、まっ、いっか。 去年のお守りをどんど焼きのための捨て場に、もっていく。 きれいなお飾りとか破魔矢などが並んでいて、捨てていいものか、しばし悩む。 ま、捨ててしまえ。 ご近所だから、いいではないか。 しかし焼却は、たいへんだろう。分別はどうするのだろうなど、いらぬことを考える。 ゴミでもないのに、用済みというのも、はかないものだ。 拝殿で、鐘を躊躇なくカランカランと鳴らす。 一礼二拍手一礼、願い事を心の中でブツブツ呟く。 かわいい巫女さんから、おはらいを受ける。 巫女さんは噴出すのをこらえて、目で笑ってる。なにかやったか?どこかで会ったような気もする。 あ、間違えた。二礼二拍手一礼だった。 かわいい巫女さんをちらちら見ながら、ご近所だから、まあ、かたいことは言わない。楽しくやりましょうと心で呟く。 あの巫女さん、アルバイトかなあ。女子大生かもしれないなぁなどと、余計なことが気になる。 社務所で、甘酒をいただく。すこし冷め、あんまり美味しくない。 ご近所だから、冷めたって、美味しくなくたって、ただだからいいではないか。 そういえば、去年は、この甘酒を飲みそびれたのだった。 正月そうそう、やっぱ、スケールちっちゃい。 しかし人ごみでない神社はいいものだ。 人ごみは大嫌いで機嫌が悪くなるか、クラクラしてくる。 ゆっくりとまったりと過ぎていく、落ち着ついた正月に安堵する。
by nonoyamasadao
| 2011-01-04 09:38
| 雑文
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