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いつでもどこでも映画と読書、あとなんだろう
by ののちゃん
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 いままででの人生で、一番通った店は居酒屋だと思う。たぶん、これは間違えないと思う。それが今や、1ヶ月に10日の飲酒。辛いよ~。休肝日の過ごし方ってむつかしい。 それで学生時分に戻って、いつでもどこでも映画と読書に明け暮れようと思う。大好きな川上弘美さんは、読書三昧の毎日を、なんだか彩りに欠ける人生ではありますと謙遜して書いていた。 う~む、ボクの方は、こりゃ実感だなぁ。
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25年後のロシュフォールの恋人たち

  『ロシュフォールの恋人たち』(ジャック・ドゥミ監督)のデジタル・リマスタリー版を観る。
特典の25年ぶりにロシュフォールを訪れたカトリーヌ・ドヌーヴたちの話が、面白い。
双子姉妹の歌を歌うシーンで、窓からチラッと映っていた菩提樹が大きくなった。。。とかドヌーヴが話している。
ふ~ん、あんな天下の美女でもそんなことを思うんだあ。
な~んだ、意外とふつうの人じゃん。。。って、当たり前か・・・・。
ドヌーヴといえば、クール・ビューティ。グレース・ケリーの再来とか言われた。
思い起こせば、マルキ・ド・サドの白いドレスを着た『悪徳の栄え』(ロジェ・バディム監督)の清純な妹やフィリップ・ド・ブロカの『ピストン野郎』の雨の電話ボックスの彼女は、神々しいほど美しかった。
ヒッチコックも、遺作はドヌーヴで撮りたい。。。と語っていた。
ヒッチコックのドヌーヴは観たかった。
晩年の『フレンジー』は大傑作だが、『ファミリー・プロット』だって、とても面白かったから、楽しみにしていた。
痛恨だなあ。
フランソワ・トリュフォーが、ウィリアム・アイリッシュの『暗闇へのワルツ』の映画化『暗くなるまでこの恋を』をドヌーヴで撮った。
この映画は、アイリッシュのマゾヒズムをトコトンまで突き詰めた、心理サスペンスの秀作を貶めたとんでもない愚作だった。神代辰巳監督、酒井和歌子主演のテレビのサスペンスドラマの方が、ずっとよかった。
リメイクの『ポワゾン』は見ていないが、どうなんだろうな。

 『ロシュフォールの恋人たち』は、ずいぶん、クレーンが多用され、移動撮影も多かった。ドゥミはリリカルな映像詩人だけでなく、彼の作詞も垢抜けいて、ミシェル・ルグランの音楽がつくと楽しい。
ついこの間、邦画の文芸映画の傑作『愛の渇き』(蔵原惟繕監督)も再見したが、これも移動撮影が多く、浅丘ルリ子さんがフォトジェニックだった。
ボクは移動撮影が好きだなあ。。。今更ながらそう、実感した。

 しかし、フランスの映像派は長続き、しませんな。
ジャック・ドゥミも、クロード・ルルーシュもそうだったけど、もって初期の三作までですね。(前者の『ローラ』や後者の『行きずりの二人』を含めて三作)
そういった意味では、『冒険者たち』のロベール・アンリコは別格である。
計算外れの駄作もあるが、『まぼろしの市街戦』のフィリップ・ド・ブロカや『スパイ対スパイ』のジョルジュ・ロートネルなどは、もっと評価されてよいなあ。
ジャン=ピエール・メルヴィルは持ち上げされすぎだったけど、最近はとんと話題にならない。これも、おかしい。

 久しぶりに、映画について書いた。
通り抜けの学校では、実ザクロの実が大きくなる。毎年思うのだが、夏休みの学校はとてもさみしい。




by nonoyamasadao | 2009-08-01 12:54 | ミステリ映画 | Comments(2)
Commented by ta-ke-58-ta-xi at 2009-08-01 18:10
公開される映画はほとんど米国系が多くなって・・・残念。(と言いつつ結構CG好きなんだけど?!)
昔はフランス映画やイタリア映画・・イギリス物もボチボチと普通に公開されてましたよね。
しかしそれらは最近は小規模の映画館で上映され・・よほど情報を探さないとわかりません。
と言うより・・楽しいワクワク映画じゃないような気がして・・行こうと思いません・・・・。
ストレスが溜まってしまって・・スカーッとする映画を求めているのかなぁ・・。
Commented by nonoyamasadao at 2009-08-02 13:45
To ta-ke-58-ta-xiさん
>開される映画はほとんど米国系が多くなって・・・残念。(と言いつつ結構CG好きなんだけど?!)
昔はフランス映画やイタリア映画・・イギリス物もボチボチと普通に公開されてましたよね。
-------
あっ、CG好きなんだ~。ボクはあまり得意ではないです。
兄さんは写真が得意だから、センスがあるのでしょうね。
フランスは恋愛もの、イタリアやイギリスだと、どちらもドキュメンタリー、リアリズムが巧い。
前者は文芸的、後者は渋い舞台劇やスパイスリラーが思い浮かびますね。

>楽しいワクワク映画じゃないような気がして・・行こうと思いません・・・・。
ストレスが溜まってしまって・・スカーッとする映画を求めているのかなぁ・・。
---------
だったら、ハリウッドということになりますねえ。
う~ん、同じですね。映画で迄、身につまされたくないみたいな・・・ね。
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