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いつでもどこでも映画と読書、あとなんだろう
by ののちゃん
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 いままででの人生で、一番通った店は居酒屋だと思う。たぶん、これは間違えないと思う。それが今や、1ヶ月に10日の飲酒。辛いよ~。休肝日の過ごし方ってむつかしい。 それで学生時分に戻って、いつでもどこでも映画と読書に明け暮れようと思う。大好きな川上弘美さんは、読書三昧の毎日を、なんだか彩りに欠ける人生ではありますと謙遜して書いていた。 う~む、ボクの方は、こりゃ実感だなぁ。
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黄昏のビギン

  まだ明るい迫りくる夕景の中、竹林が揺れる。
風、まだ強いのかなぁ。
さすがに、日ざしは弱くなる。
心しずかになりて、数週間後の健康診断を思う。
ああ~~、また、採血かあ。
やだなぁ。
貧血にならなければよいけどなぁ。。。。と、くよくよ悩む。
ま、なんとかなるだろうさ。
先ず、しあさってからの二週間の断酒がきつい。

 日没がやってきて、西の空を染めていく。
映画の『男と女』に、夕景の海岸の老人と犬のモノクロのシルエットの場面がある。
十代の頃なのに、人生を感じた。

 今や、我が人生も黄昏れてきて、何か感ずるところがなくちゃならないのだが、なぜか日中の暑さを思う。
今日も暑かった。明日はどうだろう。

 夕暮れを漂う焦げたような匂いに、遠い昔の夕餉を懐かしむ。
まるい月でもポッカリ浮かべば、さりげなくポエム。。。であるが、そんな風情はない。

 スーパーでニラまんじゅうを買う。
ガブリと齧ると、肉まんのような微妙な甘みが口に広がる。
ものすごく、なつかしくなって、それからほろ苦い味に変わった。
十年くらい後になって、今がしあわせだったなあ。。。とか思うのだろうか。

 ほんのりさみしく、きれいな夕空だなぁと思う。
初夏の空はそれでも高く、まだ暑いけれど、黄昏の空はこざっぱりしている。
あと少しすれば、真っ暗になる。
初夏の夕空は淡く、乾いていて、気持ちよく、そして美しい。


by nonoyamasadao | 2009-06-01 20:18 | 雑文 | Comments(0)
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