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いつでもどこでも映画と読書、あとなんだろう
by ののちゃん
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 いままででの人生で、一番通った店は居酒屋だと思う。たぶん、これは間違えないと思う。それが今や、1ヶ月に10日の飲酒。辛いよ~。休肝日の過ごし方ってむつかしい。 それで学生時分に戻って、いつでもどこでも映画と読書に明け暮れようと思う。大好きな川上弘美さんは、読書三昧の毎日を、なんだか彩りに欠ける人生ではありますと謙遜して書いていた。 う~む、ボクの方は、こりゃ実感だなぁ。
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月曜日

   早朝、くだんの大学の抜け道を歩いていると、『ちょっと待って~』と黄色い声がした。
はて、なんだろうと思い振り返ると、女の子が駐輪場に自転車をつないでいた。
裏門の細い道の石段を上ると、男の子が女の子を振り返り、笑っていた。
だが、男の子はプイという感じで、女の子をほっぽらかして行ってしまった。
ほう、草食系男子もなかなか、やるではないか。
日本の未来も、そう捨てたものじゃないな。。。と一人ごちた。

 『ちょっと待って~』の黄色い声には聞き覚えがあった。
遠い夏の日、女子高生の家庭教師をしていた。
昔だから、彼女はコーヒーがダメで、映画もダメという時代だった。
ある日、試験の成績がとてもよくなったので、そのご褒美に映画を見に行った。
『ちょっと待って~』は、休日の歩行者天国をアイスを食べながら歩いていた時だった。
彼女の家では、アイスもダメだった。理由は、アイスを食べると、お腹をこわすからだった。

 ヤッパ、時代である。
彼女が虚弱だったこともあるだろうが、当時の女子高生は抑圧されていたのだなと思う。
そんな時代だから、女子大生はみなサガンとかを読んだのかもしれない。

 五月の陽光に街路樹がきらめくようだ。
ああ、二十代のときは、五月の空も、風もどうでもよかったな。。。と思った。
むしろ、樹木ばかりが元気になるのが疎ましかった。
興味があったのは、財布の中身と、今日のテレビと、エッチなことだけだった。

 季節の移ろいが愛おしいのは、年をとった証左なのだなあ。
遠い昔、今の季節は憂鬱で、夏休みの事ばかりを考えていた。

 そっかぁ。
なんだかさみしいけど、自然にさからってもしかたない。


by nonoyamasadao | 2009-05-25 14:03 | 雑文 | Comments(0)
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