いつでもどこでも映画と読書、あとなんだろう
by ののちゃん
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いままでで一番通った店は、居酒屋だと思う。これは紛れがない。
それが一ヶ月に十日の飲酒。辛か~。 休肝日の過ごし方ってむつかしい。それで学生時分に戻って、いつでもどこでも映画と読書に明け暮れようと思う。大好きな川上弘美さんは、読書三昧の毎日を、なんだか彩りに欠ける人生ではありますと謙遜して書いていた。う~ん、こちらは実感だなぁ。
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懐かしのメロンパン

 子供頃、悪質な風邪に罹った時の、お楽しみは、バナナやメロンだった。
もっとも、メロンはホンマ物のメロンは頂き物で、自宅で買っていたのは、まくわうりのメロンだった。

 そんなころに、森山加代子さんだったかな・・・。
♪コラソン デメロン デメロン メロンメロンメロンメロン♪という『メロンの気持ち』という歌が流行った。
たしか、後に、ゴールデン・ハーフがカヴァーしていた。
さらに遡った、りんごの気持ちはよくわかる。。。ってのはウソですが、メロンの気持ちも、わかろうはずがない。

 ボクにとってのメロンの魅力は、そのルックスがただ者じゃない姿・形にある。
表面に網目が張り巡らされたネットメロンは、やっぱ、なにもの?という強烈な第一印象が残る。
甘さも、スイカ同様に、他にない高級な味である。
高級な味とは何ぞや。
ベースは、キューリに似て、仄かで、お上品な甘みがミソである。砂糖でもなく、よく言われる蜂蜜でもない。

 もう一つの魅力は、メロンの芳香だと思う。
ほんのり甘く、すっきり爽やかで、ここがツボだと思うのだが、うっとりするセクシーな香りがする。
ウ~ム、堪らぬ。しかし、ご縁がほとんどなかった。

 土曜日の午後のお楽しみは、まっきっき(真っ黄っ黄)の黄色のメロンパンだった。
そうだった。ボクにとってのメロンパンは、杉並区荻窪小学校傍のパン屋さんの菓子パンの味だ。
食べ応えがあって、表皮は厚化粧の壁のようにカサカサしていて、ビスケット状だった。
形は、ボクの知っているのは、円形だった。
今思うと、まるでメロンの味も芳香もしなかったが、今の人のように、どこがメロンじゃ。。。と激することもなく、大好きだった。

 今日は、ビール1本とお酒を2合飲める日だったので、ほろ酔いで、コンビニで、メロンパンを買った。
フム、たしかに、レモンの果汁の芳香はある。
生意気にも、クリームなど入っちゃりなんかしたりして・・・なにやら、故広川太一郎さんみたいになっちゃった。

 でも、これって、邪道ですね。
ボクにとっての、メロンパンは、円形で、まっきっき(真っ黄っ黄)の黄色か、せめて、クリーム色で、パサッパサッのビスケット生地じゃなくっやね。

 そして、筋は網目状じゃなくて、線状じゃなくっちゃね。
今からすれば、すこし安っぽく、下品なお味だって、そりゃぁ、美味しかったんだから・・・。


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by nonoyamasadao | 2017-06-23 21:40 | 雑文 | Comments(0)

真夜中のラスポテト

  空梅雨である。その分、暑い日が続く。
インドアの日々が長かったせいか、炎天下、あちらこちらに出掛けると、ものすごく消耗する。
熱中症になりそうだ。
 ボクの逆説型人生観では、今こそ、背広にネクタイの季節である。
猛暑日には、ザルでなく、アツアツの掛け蕎麦や昔だったら、アツアツのラーメンだった。
そういえば、生まれてから、今日ここにいたるまで、冷やし中華を食したことがない。
偏屈で、かたくなな性格はなおらない。
汗をダラダラ流し、ハンカチをぐちょぐちょにして、暑い時に、あっつい食べ物を食らう。
これぞ、ストレス解消法である。でも、身体には悪いかも・・・。

 そうはいいつつ、背広にネクタイで炎天下を歩くのも、さすがに辛いものがある。
ときどき、フッと意識がとびそうな時がある。
年のせいか、汗は昔ほどかかないので、熱を体にため込んでいるみたい。
 目の前を、タクシーが乗りなよ、乗りなよ、クーラーがギンギンにきいて、涼しいよ~とばかりに、よりそうようにユルユルと寄ってくる。
フム、負けた。
昔だったら、ゼッタイに乗らなかったろうと、涼しい空気の中で、いっとき、くよくよ悩む。
 こんなふうだから、毎日の洗濯が大変である。
コインランドリーに目覚めてから、最近は、自宅の洗濯機の洗いーすすぎー脱水ー乾燥のトータル・システムをやっと、マスターした。
ただ、真夜中に洗濯機を稼働していると、脱水の時に、ものすごい音がする。
ガタガタブルブルどころではない。地震の時のように、洗濯機自体が大揺れする。
それって、たぶん、旧式のせいなんだろうな。
 昭和のボクが20代や30代のころの、コメディーのdvdを見ている。
電車の色やリビングの風景や食卓などで、ああ、ずいぶん、時間がたったのだなあ。。。と実感する。
そういえば、登場人物のほとんどは、亡くなってる。
 ああ、イカン。こういう甘酸っぱい、懐かしさにドップリつかるのは、老化に拍車がかかりそうだ。
昔ながらのフライド・ポテトを1本、そしてまた1本と食す。
ラスポテトは、もちもち感とかりかり感が、ちょうどよいくらいだった。

 ていねいに食しながら、ああ、健康診断は9月に伸ばそうと思う。


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by nonoyamasadao | 2017-06-18 13:50 | 雑文 | Comments(0)

負け犬の遠吠え

 昔々、マーブルチョコレートというのがあった。
筒状のキャップを外すと、7色の原色の、ボタンような、錠剤みたいでもあるチョコが、パラパラっとこぼれ出る。
今見たら、ど、どうなんだろう。
かなり安っぽい感じの色のような気もする。

 オマケには、アトムシールがあって、それを下敷きだの、筆箱に貼って遊んだ。
なんどもなんども、買った。
その理由は、どうしても欲しいキャラクターのシールがあったからだ。
それが、ただの一度も出ない。

 ウランちゃんだろうと、みなは思うだろうけれど、それは違う。
田鷲警部のシールが、ど~しても欲しかったのである。
なぜだろう。今もって、謎だ。

 ドラマの『やまとなでしこ』の中で、西村雅彦さんのセリフで、思い出深いのがある。
たしか、ここはドラマのオープンセットじゃないと、西村雅彦さんが絶叫する佐久間邸に、みんなが集まった場面だった。
キッチンで、チーズか何かを切っている佐久間こと西村雅彦さんのところに、桜子こと松嶋菜々子さんがワインをとりに来た時のセリフだった。

 佐久間曰く、あなた(桜子)の価値観はいつもストレートでわかりやすい。
けれど普通は、何が自分にとって一番大切なのか、気づくことの方がむずかしい。
特に、身近にあるときにはわからない。
失ったときに初めてその大切さに気づく。
しかもそれが、その人にとって一番大切なものだったりするから、始末に負えないんですよ。。。みたいなことだった。
 う~ん、確かに同じような経験があった気がしないでもない。

 してみると、田鷲警部のアトム・シールは、永遠の願望叶わずのママでよかったのかもしれないなあ。
手に入れていたら、今、思い出すことなど、きっとなかったと思う。
 
 まあ、負け犬の遠吠えなのですけれどね。


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by nonoyamasadao | 2017-06-11 10:55 | 雑文 | Comments(0)

厄日だ

  青森に行く。
熊本から伊丹空港経由で、青森空港だ。
乗り継ぎの伊丹空港でも待ち時間が、半端なく長い。
搭乗ロビーで調べ物などしてたら、あっという間で、乗り過ごすところだった。
すこし、動作も思考もスローになった気がする。
年かな。だったら、イヤだなあ。

 熊本から伊丹、伊丹から青森までプロペラ飛行機だった。
旧弊な人間だから、今、最先端のハイテク機よりも、古びたプロペラ飛行機の方が、落ち着く。
青森空港が濃霧だと仙台空港に緊急着陸するとのアナウンスだったが、機長の方針説明では、極力、青森空港に着陸するつもりだという。
た、たのもしい。
フム、「グッドラック」のグレートキャプテンの柴俊夫さんのラストフライトの回を思い出した。
もっとも、グレートキャプテンは、このような地味なフライトはしないだろう。
定刻より5分以上早く、到着する。ランディングも、ほんとにソフトだった。
飛行機から降りて、飛行場をぞろぞろと歩き、ターミナルビルに入る。バスもないのが、なんだか新鮮だ。

 青森空港から、ナナカマドの街路樹の道を仕事の会場に向かう。
ああ、5年前にも、この道を通って、仕事に来たのだった。
そうだった。10月末なのに、ナナカマドの真っ赤な紅葉はまだで、遠くに八甲田山が見えた。
中腹だけが黄葉していたのを、つい昨日のように思い出す。
今回もまた、とんぼ返りだ。
昔、ガールフレンドが教えてくれた、十和田湖や浅虫温泉は、一生行けないのかなと、クヨクヨ悔やむ。

 その晩の懇親会の後、地味な、市内の中心から離れたビジネスホテルに泊まる。
夜、20時ころだというのに、食事処もない。フロントに聞いて、一軒しかない近場の居酒屋に向かう。
近場と言っても、1キロ以上の灯りも何もない、闇夜のさみしい道をトボトボ歩く。

 そのお店も、ぼんやりした感じで、ひっそりと佇む。
けれども、その居酒屋の刺身は美味かった。
ヒラメ刺し、イカ刺しは絶品だ。
刺身がウメーウメー、酒がすすむ、すすむ。
アルバイトのお姉さんがまた、おきれい。
明日は難題の仕事だが、まっ、いっか。

 あけて翌日、案の定、ひどい二日酔いだ。朝メシのバイキングに行くけど、パンを一つ二つに、パム2枚でアップルジュースを飲む。
まだ、目覚めないので、コーヒーも飲む。
ホテルの無料の、自動コーヒーを操作も判らぬまま、ためすと、コーヒーカップからコーヒーがあふれ出し、それでも止まらん。
フロントから、これまた、おうつくしいお嬢さんがとんできて、コーヒーを入れ直してくれ、わかりにくくてスミマセンと詫びる。
でも、その目は、なんだか、ワタクシを不憫そうに見ている気がする。ズドンと落ち込む。

 やっぱ、深酒がいけなかったのか、仕事も芳しくない。
またまた、落ち込む。
帰りの飛行機は、知っている人たちが、あちこちに散らばって乗っていた。
伊丹につくと、もうダメ。
疲れと脱力感で、ヘロヘロのヨレヨレだ。
で、贅沢してプレミアムクラスに乗る。
でも、不思議に腹が減る。ああ、そうだった。
朝すこしで、昼はぬいているからだ。

 もう、20時過ぎの夜間フライトだから、飯など出ないのだろうな。
今まで、いつも寝ていて、プレミアムクラスでは、食事を辞退してきた。
でも、ディナーはあった。なかなか凝った懐石膳だった。フライト後、15分たって出てきて、20分足らずで、食せねばならない。

 ウ~ム、おいしかったけれど、あわただしかったあ。な~んか胸焼けした。
全ては自業自得なのだが、厄日だと呟く。


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by nonoyamasadao | 2017-05-31 11:05 | 雑文 | Comments(2)

象牙海岸

 最近、近場をタクシーで動きまわることが多い。
周りの景色など、ぼーっとして、眺めるだけだから、季節の感覚が乏しい。
もっとも、タクシーのクーラーは、よく効いている。
帰りに、自宅に戻る時だけは、どんなところからでも、歩いて帰る。
まあ、途中で、晩飯などの買い物があるから、歩くだけだが、やっと、季節感らしきものが訪れる。
昨日の夕方は、歩いていて、バカに暑いなあと思ったら、昼は夏日だったようだ。
 タクシーの運転手さんが、面白い話を聞かせてくれた。
家は田園地帯の真っ只中だそうだ。
羨ましがっていたら、これからは、カエルの声がうるさいという。
それも風情ですねというと、あ~た、そんな気楽なもんじゃありませんね。。。と胸を張る。
あ~た、はムキになっていったから、あなたがあ~たになったのかもしれない。
でも、カエルの声は、耳になじむが、いつまでたっても馴染まないのが、虫の声だそうだ。
そっかな、秋のしじまの虫の音のリーリーリーリーというのは、ボクにとっては、メルヘンだったけどな。
まあ、『逃げ恥』で、新垣結衣さんが星野源さんの役名「平匡さん」を連呼するたびに、ボクはいつも、おいしい寿司ネタの「ヒラマサ、ヒラマサ」さんと連呼しているように思う。
それと似てるかもしれない。
ぜんぜん違うか。

 以前、市電通りに面した集合住宅に住んでいた。
明け方近くなると、始発の市電の振動音や、信号機の交通信号のぴっぽーぴっぽーという音で目覚めた。
信号機の音には、ピヨピヨやカッコーカッコーがある。
あれは、横断歩道の方向を表しているそうだ。
だったら、スクランブル交差点は、どーなるんだ。

 最近、あまり目覚めがよくない。
けれど、今日は、昔、よく遊んだ友人と旅行している夢を見た。
たぶん、週末に青森に行くからだろう。もっとも、ビジネス・トリップで行って、帰るだけだ。
夢の中では、たしか、金沢方面を旅していたと思うけど、なぜか、砂浜では象牙海岸だった。
金沢方面とコートジボアールが、どこで結び付いたのか。
夢の中の世界はまことに不条理なのである。

 きっと、竹内まりやさんの♪象牙海岸と名前までつけた 遠い夏のボクの心象風景は、金沢の海岸だったのかもしれない。
そういえば、もう夏雲になっているな。


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by nonoyamasadao | 2017-05-21 11:11 | 雑文 | Comments(2)

コインランドリー

  還暦過ぎて、古希に近づきつつあるころになって、コインランドリーに行く。
ただしくは、我が生涯、2度目になる。
1度目は、老母がベッドから大転落して、救急搬送した時だった。
ああ、そういえば、なぜか洗濯には、縁がない人生だったなと、ふと気づく。
入院は一回きりだし、下宿時代もそんなに長くはなかった。
 左右に3台並ぶ洗濯機とその上に乾燥機が乗っかるようになっている。
洗濯機に、洗い物を入れながら、遠い昔の男女七人夏物語を思い出す。
明石家さんまさんが、コインランドリーで、「一枚パンツ、二枚パンツ、、、」と、パンツを投げ入れていた。
で、マネして、声に出してやってみる。
ん、面白い。これは病みつきになりそうだ。
 ま、待て。
これは、還暦過ぎて、やることじゃあない。
おそるおそる、うしろを振り向く。
誰もいない。
ああ、よかったぁ。
 
 あ、洗剤を入れるのを忘れてしまった。
でも、どこにも洗剤をいれるとは書いていない。
大丈夫かな、洗濯機が止まるのではなかろうな。。。とビクビクする。

 長く生きていくって・・・、独り言を呟き、しんみりしたキブンになる。


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by nonoyamasadao | 2017-05-19 11:11 | 雑文 | Comments(0)

さみどりの憂鬱

  風邪なのか、はたまた花粉のせいなのか不分明だが、喉の痛みが治らない。
このところ、身体のあちこちにガタが来たようで、いろいろな検査をしに、大きな病院に行き、最先端の機械で検査した。
まあ、結果オーライなのだから、ハッピーだけれど、あれこれ心配して、ああ、年をとるってのは、こういうことなんだろうな、という感触をようやく思い知った気がする。

 4月末から、5月のゴールデンウィークのころになると、昔から、さみどりの憂鬱になった。
そ~んな憂さ晴らしに、ちょうどよい具合に、2~3年前まで、週に一度は顔を合わせていた若い人たちのOB呑み会に混ぜてもらう。
朝はコッペパン、ゆでた野菜付きハムエッグ、果物は晩柑を食す。
昼は抜いて、ちょっとだけ、月末の青森出張の下調べなどする。
宴会は、20時からだから、かなりおなかがすくが、じっと我慢する。
喉の痛みは消えないが、会合に出掛けて、瓶ビールや日本酒をおいしくいただくと、すっかり治ってた。
帰るとき、お店の急な傾斜の階段には手すりがなくて、ああ、ここから落ちたら、死ぬだろうな。。。。と、恐る恐る階段を降りる。
もしもボクが有名人なら、飲酒により階段を踏み外し、脳挫傷のために急逝。66歳没。葬儀は・・・などが、頭に浮かぶ。
ひょっとしたら、こういう妄想も、あらてのさみどりの憂鬱かもしれないなどと思う。

 お店の外で、若い友達たちとしばらく名残を惜しみあってから、次回はお盆だと言われ、別れる。
連休のせいか、タクシー乗り場には、誰もいない。
タクシーで帰ると、お隣のマンションのエゴノキの花が咲いてる。
下を向いた、釣鐘形の小さな白い花だ。

 はて、エゴノキは、5月の中旬過ぎころから梅雨前の花では、なかったか。
かすかな芳香のある木だが、匂いは、まだしなかった。
静かな真夜中の雨が降りだした。


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by nonoyamasadao | 2017-05-04 17:55 | 雑文 | Comments(7)

愛の様相ー哀しみの街かど

 今や、本屋さんに行って、同じフロアで、ピザを食せる時代だそうである。
べ、便利になったなあ。
でもね、本屋さんに行って、同じフロアでピザを食っている人がいたら、かなり、引くでしょうね。
もう、その本屋さんには、行かないでしょうね。

 我が地でも、昨年の震災で、大きく模様替えした本屋さんがある。
新刊書も今や、カテゴライズされて分業システムとして、分類されて並ぶようになった。
でも、ミステリの新刊の隣に、たまさか、純文学が並んでいたから、庄野潤三の『絵合せ』とか『屋根』を読んだんだよなあ。
今のような、整理だったら、ぜったいに読まなかったな。
これは、ひねくれものの自己正当化かしら。だったら、スマヌ。

 今の地のよく行く三年坂通りの本屋さんも、かなり様相が変わったな。
昔々、あれだけ古本を買いあさって、それから、喫茶店に行って、その日の成果をじっくりと確信するのが、あれだけ楽しかった時間だったのに、本屋さんと喫茶室が同じフロアにあるのが、なーんかね、とっても抵抗がある。

 羨ましいのか。ちょっと、違うな。
でも、この感覚こそが、老害なんでしょうね。

 昔々、『哀しみの街かど』だったかな、ロードショーではなくて、二本立てか何かで、仲間たちと、新宿に観に行った。
映像派というか、フォトジェニックなタッチのシャッツバーグだったと思う。
この監督の致命的な欠陥は、ドラマツルルギーが弱いことだった。
『哀しみの街角』は、薬物のことはな~んも判んないけれど、亡くなった当時の大先輩(実年齢は3才違い)は、映画後の喫茶室で、密告した恋人は怪しからんみたいなことな事を言われた。
ボクは、それって、仕方ないじゃん。。。みたいなことを言った。
先輩は立腹して、理路整然と反論された。先輩、申し訳なかったです。
仲間達の唯一の女性は、ボクと同じで、アル・パチーノに同情的だった。たぶん、かなりのパチーノのファンだったのでしょうね。
傷ましくも、惨めで、メランコリックな映画は、深夜のバス停で、ゼッタイに来っこないバスを、来ないだろうな~と知ってて、待ってたボクの心情にマッチしていると思ってた。
今、思うと、カール・ヤスパースのドイツ哲学専攻の大学院生で、ギリギリのところでしのぎを削っていた大先輩は、切迫した中で、どこかにブレークスルーを求めなきゃ、男じゃない。。。と思ってたのだろう。
こ~んな簡単なことを、還暦の半ばを過ぎて、気づくなんて・・・・。
俺って、バカか。

 『スタンド・バイ・ミー』のように、みんなで無邪気に死体探しに森林に行ったつもりが、ボクは麻薬と恋愛への懊悩など、な~んも判らなかった。
ちょっとは、感受性の欠片ぐらいは持っていると思ってたけれど、結局、信じられないほど、それが欠けてたみたい。
 
 でもね、現代だって、トム・ソーヤーが描いてた夢とか冒険って、永遠なんじゃないかな。。。な~んて思うんだけれど・・・。
でも、それも後づけですな。



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by nonoyamasadao | 2017-04-26 19:41 | 雑文 | Comments(4)

振り返ると桜

 桜の開花宣言の後、このところ、雨降りである。
雨の上がった合間を見計らって、スーパーに出掛ける。
まだ寒い。
キッチンから見下ろせる高校の桜は、一番、いいころに差し掛かっている。
フム、あらためて、学校に咲く、桜はよいものだなと、感心して見入ってしまった。
希望と感傷が入りまじった、微妙に揺れる少年だった昔に還ったような気がするからかもしれない。
なつかしい気持ちでながめると、桜はうつくしい。

 大通りのソメイヨシノの並木の花見には、出掛けたいとは思わない。
寒いせいか、年令なのか、ニット帽でないと、風邪ひきになりそうな気がする。
この地には、桜が多く、学校の桜のほかに、小さな桜の公園、覆いかぶさるような楠の大木の手前の桜も美しい。

 県営住宅の前庭の桜は、もう葉が出だして、下の自動車の屋根は、白玉模様だった。
ちらと桜を見上げると、風もないのに、ちら、ちょっと間があって、また、ちらと花びらが舞い降りる。
 
 しかし、最近、思うのである。
左右に大きく枝を伸ばした桜より、すこし、小振りな桜の方が美しい。
おじさんたちがお酒を酌み交わし、じきに、桜などど~でもよくなって、BBQだのカラオケだののどんちゃん騒ぎには、巻き込まれたくないなと思う。

 スーパーのいつもの帰り道で、学校の桜を、ああ、この季節がくると進級したんだなあ。。。と少しだけ痛みを伴った気持ちで見ていたら、小さな女の子が、雨は降ってないのに、白い花弁のついた赤い傘をさして、よぎっていった。
おや、と思うと同時に、な~んか、いいなとすこしあたたかな気持ちになる。

 フム、危ないな。弱ってきたのかな。
そのうち、盆栽の桜に、じぃーっと見入っている自分がいるような気がする。
な~んか、そんな気がするんだよね。


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by nonoyamasadao | 2017-04-08 16:29 | 雑文 | Comments(0)

ワイルド系男子はどこへ行った?

 今年も、あまり梅を見なかった。
な~んか、バタバタしているうちに、季節は変わっていた。
早春の匂いを連れてくる、黄色い花をつける蝋梅なども見逃した。

 唯一、スーパーで買った赤い木瓜の鉢植えが、色合いが変化して、楽しい。
といっても、鉢植えだし、こころもち、色にいきおいがない。
まあ、元気溌剌だけが取り柄のようにしか見えないダリアとかヒマワリは、どうも相性が悪い。

 ぼーっと、陽が高く上った空をながめていると、白いちぎれ雲が、あれよあれよという間に、流れていく。
あ、この間、長年の懸案だった舗道を隔てた隣の黄色いマンションの先に蝟集して咲く、白い花の正体を突きとめた。
電話で呼んだタクシー会社の配車係の人が、空車がそばにいないので、遠くから来るとのことで、ならば白い花を見に行こうと思った。

 遠目でも、たぶん、白モクレンに違いないと思ったけど、やっぱ、そうだった。
ボクは、40代のころまで、この純白の大輪花が、どーも不得手だった。
ふっくらとした、肉厚のゴージャスな花という印象で、いきおいがありすぎるように思えた。

 ところが気づくと、50代になるころ、妙に、気になる樹木になった。
人生にくたびれたのか、はたまた弱ってきたのだろうか。
白モクレンが咲くと、周囲がパッと明るくなり、陽光に白く輝く。
沢山のロウソクを立てたように、浮き立つように咲く。
ウ~ム、嫌いは好きと同義語か。

 去年は、インフルエンザ予防接種をしたので、まわりの人はバタバタと倒れたけれど、インフルにならなかった。

 大好きな渡瀬恒彦さんが、亡くなった。合掌。
オンシジュームが、大好きだったそうだ。
知らないので、検索をかけると、甘~くよい香りがするという。
な~んか、乙女チックな感じのする、らしくない黄色い花だが、フム、黄色のフリージアのように、ボクでも好きになりそうだ。
 
 最近、日に一度は、甘いものを食す。
今週は、人前で話をしなければならないし、来週は人間ドックがある。
やだなあ。
どっちも、不安がイッパイだ。

 かつての野卑で卑猥系のワイルド男子は、どこに行ってしまったのだろう。


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by nonoyamasadao | 2017-03-19 13:41 | 雑文 | Comments(0)