いつでもどこでも映画と読書、あとなんだろう
by ののちゃん
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いままでで一番通った店は、居酒屋だと思う。これは紛れがない。
それが一ヶ月に十日の飲酒。辛か~。 休肝日の過ごし方ってむつかしい。それで学生時分に戻って、いつでもどこでも映画と読書に明け暮れようと思う。大好きな川上弘美さんは、読書三昧の毎日を、なんだか彩りに欠ける人生ではありますと謙遜して書いていた。う~ん、こちらは実感だなぁ。
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白馬のルンナ

 夏である。猛暑日の夏だ。
この季節になると、歩きたくなくなる。
散歩など、真っ平ゴメンである。
仕事場へだって、還暦過ぎのころは、ペットボトルを飲みながら、ハンチングを目深に被って、ゆるゆると歩いたが、今や、熱中症で行倒れになるのが、関の山である。
だから、タクシーで、移動する。

 家にいて、仕事をすればよいのだが、事情があって、家事をしないといけない。
還暦を過ぎたら、理想の老後のはずが、家事というものは、まことに厄介なものだと思い知る。
 で、手抜きの研究にいそしむ。
大嫌いだったマニュアルを読み齧りながら、試行錯誤で、全自動の洗濯機のトータルシステムを、どうにか学ぶ。
洗いーすすぎー脱水ー乾燥のトータルシステムを知ると、なんだか賢くなった気がして、すこしうれしい。
 ハンド掃除機なるものを、ネットで買って試すと、使い勝手はよいのだが、面倒なることこの上ない。
 あ、そういえば、『ブラックプレジデント』で、社員はボールペンと同じだと豪語するブラック企業を社長の沢村一樹さんのリビングを、ゆっくりとまったりと掃除するロボット掃除機があったな。
たしか、ロボット掃除機をヨシオ君と呼んで、話しかけてた。
で、また、懲りずに買った。
 こちらは、ヨシオ君ではなく、名前はルンバ。
♪昔アラブの 偉いお坊さんが・・・というのは、コーヒールンバだが、摩訶不思議な歌詞の歌だった。

 しかし、このロボット掃除機のルンバくんは、まことに愛いやつである。
ちょっとばかし軽率で、間抜けなところもあるが、まあ、実に、けなげに頑張ってお掃除してくれる。
な~んか、愛情を感じてしまう。
 遠い昔に、無線のトロリーバスのおもちゃで、遊んだことを思い出した。
このルンバくんに、カントリーマアムやバウムや三角蒸しパンなどを積んだカゴなど曳かせたら、さぞ、楽しかろうなどと思う。
 いやあ、このところ暑いからなあ。危ないジジイになってしまいそうだ。
しかし、このロボット掃除機ルンバくんは、まことにガンバルンバなのである。

 そういえば、昔々、白馬のルンナという歌があった。映画も観たぞ。


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by nonoyamasadao | 2017-08-01 10:15 | 雑文 | Comments(0)

絵日記だった頃

  このところ、近親者のお見舞いで、あちらこちらから病院に向かう日々だ。
あ、暑い。
目の前を、黒アゲハが、ヨレヨレになって、横切っていく。
そりゃ、疲れるよね、ご同輩。
どうやら、我が県は、やっと梅雨明けみたいだ。

 このところ、よく、お見舞いに行く病院の傍に疎水が流れる。
小汚い川である。
どぶ川だべ。。。思ってたら、どぶ川には違いないが、それでも魚は汚い水でも棲息していて、大きくなっていると、タクシーの運転手さんが教えてくれた。

 ふ~ん。そっか。
今や魚釣りなどダサいんでしょうね。
今の子供は、物質面では、豊かだけれど、お気の毒であるなあと思う。

 そういえば、夏休みのお楽しみの男子版基礎編では、やっぱ、第一は、蝉とりだった。で、あとは、な、なんだったのか。
手花火なども、楽しかった。
花火の醍醐味は水辺に限るが、都会では、自宅のおうちのお庭の花火だった。
まあ、今なら、おもちゃ花火とかいうのかな。

 手裏剣のような、飛び道具のような花火が好きだった。
それと、なんといってもお値段も高かったけど、ジャイアント・スパークを誇る極太の筒状から、ブハァーッと、ぶっぱなすドカーンというドでかい音の花火は、迫力があった。花火が満喫できた。
フロイトではないけれど、それって、男子の性衝動の発露のサキガケのような気もする。
もちろん、フロイトなど、勉強するわけなどない。

 しかしだ。
いかに環境のためか、安全のためかは知らないけれど、無煙の花火、無音の花火だったら、もはや、それは花火ではない。
線香花火だって、ひそやかな音と四分五裂するアナーキックなスパークが魅力だった。

 まあ、蝉とりをして、熱射病(熱中症ほど重くない)っぽくなって、家に帰り、井戸水でよ~く冷えたスイカを食す。
そして、宿題など八月の最後の週まで、な~んもしないで、まとめて、天気と絵日記を、一気に書き上げる。
天気の正確さはどうか?全く、真実とは無関係。
適当に、晴れ、晴れ、曇り、とか書けばいいのさ、それでやって来た。

 ナマケモノだったけれど、その後ろめたさは、今も、まれに夢になって訪れる。
だったら、優等生の人は、うしろめたさ発の夢を見ないのだろうか。
 
それも味気ないな。


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by nonoyamasadao | 2017-07-20 20:47 | 雑文 | Comments(4)

懐かしのメロンパン

 子供頃、悪質な風邪に罹った時の、お楽しみは、バナナやメロンだった。
もっとも、メロンはホンマ物のメロンは頂き物で、自宅で買っていたのは、まくわうりのメロンだった。

 そんなころに、森山加代子さんだったかな・・・。
♪コラソン デメロン デメロン メロンメロンメロンメロン♪という『メロンの気持ち』という歌が流行った。
たしか、後に、ゴールデン・ハーフがカヴァーしていた。
さらに遡った、りんごの気持ちはよくわかる。。。ってのはウソですが、メロンの気持ちも、わかろうはずがない。

 ボクにとってのメロンの魅力は、そのルックスがただ者じゃない姿・形にある。
表面に網目が張り巡らされたネットメロンは、やっぱ、なにもの?という強烈な第一印象が残る。
甘さも、スイカ同様に、他にない高級な味である。
高級な味とは何ぞや。
ベースは、キューリに似て、仄かで、お上品な甘みがミソである。砂糖でもなく、よく言われる蜂蜜でもない。

 もう一つの魅力は、メロンの芳香だと思う。
ほんのり甘く、すっきり爽やかで、ここがツボだと思うのだが、うっとりするセクシーな香りがする。
ウ~ム、堪らぬ。しかし、ご縁がほとんどなかった。

 土曜日の午後のお楽しみは、まっきっき(真っ黄っ黄)の黄色のメロンパンだった。
そうだった。ボクにとってのメロンパンは、杉並区荻窪小学校傍のパン屋さんの菓子パンの味だ。
食べ応えがあって、表皮は厚化粧の壁のようにカサカサしていて、ビスケット状だった。
形は、ボクの知っているのは、円形だった。
今思うと、まるでメロンの味も芳香もしなかったが、今の人のように、どこがメロンじゃ。。。と激することもなく、大好きだった。

 今日は、ビール1本とお酒を2合飲める日だったので、ほろ酔いで、コンビニで、メロンパンを買った。
フム、たしかに、レモンの果汁の芳香はある。
生意気にも、クリームなど入っちゃりなんかしたりして・・・なにやら、故広川太一郎さんみたいになっちゃった。

 でも、これって、邪道ですね。
ボクにとっての、メロンパンは、円形で、まっきっき(真っ黄っ黄)の黄色か、せめて、クリーム色で、パサッパサッのビスケット生地じゃなくっやね。

 そして、筋は網目状じゃなくて、線状じゃなくっちゃね。
今からすれば、すこし安っぽく、下品なお味だって、そりゃぁ、美味しかったんだから・・・。


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by nonoyamasadao | 2017-06-23 21:40 | 雑文 | Comments(0)

真夜中のラスポテト

  空梅雨である。その分、暑い日が続く。
インドアの日々が長かったせいか、炎天下、あちらこちらに出掛けると、ものすごく消耗する。
熱中症になりそうだ。
 ボクの逆説型人生観では、今こそ、背広にネクタイの季節である。
猛暑日には、ザルでなく、アツアツの掛け蕎麦や昔だったら、アツアツのラーメンだった。
そういえば、生まれてから、今日ここにいたるまで、冷やし中華を食したことがない。
偏屈で、かたくなな性格はなおらない。
汗をダラダラ流し、ハンカチをぐちょぐちょにして、暑い時に、あっつい食べ物を食らう。
これぞ、ストレス解消法である。でも、身体には悪いかも・・・。

 そうはいいつつ、背広にネクタイで炎天下を歩くのも、さすがに辛いものがある。
ときどき、フッと意識がとびそうな時がある。
年のせいか、汗は昔ほどかかないので、熱を体にため込んでいるみたい。
 目の前を、タクシーが乗りなよ、乗りなよ、クーラーがギンギンにきいて、涼しいよ~とばかりに、よりそうようにユルユルと寄ってくる。
フム、負けた。
昔だったら、ゼッタイに乗らなかったろうと、涼しい空気の中で、いっとき、くよくよ悩む。
 こんなふうだから、毎日の洗濯が大変である。
コインランドリーに目覚めてから、最近は、自宅の洗濯機の洗いーすすぎー脱水ー乾燥のトータル・システムをやっと、マスターした。
ただ、真夜中に洗濯機を稼働していると、脱水の時に、ものすごい音がする。
ガタガタブルブルどころではない。地震の時のように、洗濯機自体が大揺れする。
それって、たぶん、旧式のせいなんだろうな。
 昭和のボクが20代や30代のころの、コメディーのdvdを見ている。
電車の色やリビングの風景や食卓などで、ああ、ずいぶん、時間がたったのだなあ。。。と実感する。
そういえば、登場人物のほとんどは、亡くなってる。
 ああ、イカン。こういう甘酸っぱい、懐かしさにドップリつかるのは、老化に拍車がかかりそうだ。
昔ながらのフライド・ポテトを1本、そしてまた1本と食す。
ラスポテトは、もちもち感とかりかり感が、ちょうどよいくらいだった。

 ていねいに食しながら、ああ、健康診断は9月に伸ばそうと思う。


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by nonoyamasadao | 2017-06-18 13:50 | 雑文 | Comments(0)

経営哲学学会第34回大会にむかって、ふと、思ったこと

 本年度の8月27日、28日、29日の3日間にわたり、復興の経営哲学というテーマで、第34回大会を、 熊本学園大学で開催することになりました。
昨年の4月16日の深夜の本震の翌日、熊本のシンボルの熊本城の惨状や、昼夜、 行き交う人でごった返す下通りアーケイドがゴーストタウンのよう になった映像が、テレビ画面を流れました。
ただならぬ事態でした。その後、益城や阿蘇などの惨状が徐々に明らかになり、災厄の街熊本というのが、時間差をともなって実感として伝わってきました。
 これに津波と原発が加わった東日本震災や、 犠牲者がどんどん増えていった阪神・淡路の震災は、 映像を通じて見聞きしたはずなのに、 どんなだったろうと改めて想いを馳せました。
 けれども、このような悲劇を知っていただくことも大切ですが、 想定外の光景もいくつか、見聞致しました。昔からある商店街が退潮し、 スーパーやコンビニが華やかな現代に、震災直後は、 スーパーや大規模ショッピングモールが閉鎖されたことも手伝って 、商店街に全盛期のようなさんざめきが戻りました。また、 人と人との絆を大切にする、ロバート・ パットナムのいう信頼や互酬のネットワークが、 即興で構築されました。 新自由主義の利益追求が共同社会(ゲゼルシャフト)を席巻していたのが、いっとき、 お互い様という相互扶助が通い合っていた昭和が明るんでいたころの残像が蘇りました 。それは、きっと、市場経済からは、提供できない、 自律的連帯のようなものだったのかもしれません。
 ということで、我々は常日頃、学習だとか、 非契約的要素の信頼や利他性などを訴えてはいるものの、 そのありようの一端をまざまざと体験いたしました。熊本という地で、復興の経営哲学を考察するときに、 悲劇性のリアリズムを浮き彫りにするよりも、 もっとアカデミックな角度から、 どのような貢献ができるのかという鋭角的な問いが必要だと感じま した。もちろん、机上の空論でよいわけはなく、かりに、阪神・ 淡路ー東日本ー熊本と連続性をもって捉えたときに、 我々はそこから何を学び、なにを見落としていたのか。
 今大会では、経営哲学は、復興をどのようにとらえ、 どのようにかかわっていくべきか、あるいは、 人々の魂の力は何を可能にするだろう、などということを、 いくつかの切り口(医療、企業、NPOなど)から切り込んでゆきたいと考えています。悲惨な出来事を乗り越え、知的興奮に富む、 ポレミックな大会になればよいなと思います。
開催期間:8月27日(日)〜29日(火)
開催場所:熊本学園大学12号館(熊本市中央区大江2-5-1)
 懇親会は、熊本城の夜景を一望にできるホテルキャッスル11階「トゥール ド シャトー」においての開催を予定しております。(以下、懇親会場から見た城の夜景) 
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by nonoyamasadao | 2017-06-15 22:43 | 雑文 | Comments(0)

負け犬の遠吠え

 昔々、マーブルチョコレートというのがあった。
筒状のキャップを外すと、7色の原色の、ボタンような、錠剤みたいでもあるチョコが、パラパラっとこぼれ出る。
今見たら、ど、どうなんだろう。
かなり安っぽい感じの色のような気もする。

 オマケには、アトムシールがあって、それを下敷きだの、筆箱に貼って遊んだ。
なんどもなんども、買った。
その理由は、どうしても欲しいキャラクターのシールがあったからだ。
それが、ただの一度も出ない。

 ウランちゃんだろうと、みなは思うだろうけれど、それは違う。
田鷲警部のシールが、ど~しても欲しかったのである。
なぜだろう。今もって、謎だ。

 ドラマの『やまとなでしこ』の中で、西村雅彦さんのセリフで、思い出深いのがある。
たしか、ここはドラマのオープンセットじゃないと、西村雅彦さんが絶叫する佐久間邸に、みんなが集まった場面だった。
キッチンで、チーズか何かを切っている佐久間こと西村雅彦さんのところに、桜子こと松嶋菜々子さんがワインをとりに来た時のセリフだった。

 佐久間曰く、あなた(桜子)の価値観はいつもストレートでわかりやすい。
けれど普通は、何が自分にとって一番大切なのか、気づくことの方がむずかしい。
特に、身近にあるときにはわからない。
失ったときに初めてその大切さに気づく。
しかもそれが、その人にとって一番大切なものだったりするから、始末に負えないんですよ。。。みたいなことだった。
 う~ん、確かに同じような経験があった気がしないでもない。

 してみると、田鷲警部のアトム・シールは、永遠の願望叶わずのママでよかったのかもしれないなあ。
手に入れていたら、今、思い出すことなど、きっとなかったと思う。
 
 まあ、負け犬の遠吠えなのですけれどね。


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by nonoyamasadao | 2017-06-11 10:55 | 雑文 | Comments(0)

厄日だ

  青森に行く。
熊本から伊丹空港経由で、青森空港だ。
乗り継ぎの伊丹空港でも待ち時間が、半端なく長い。
搭乗ロビーで調べ物などしてたら、あっという間で、乗り過ごすところだった。
すこし、動作も思考もスローになった気がする。
年かな。だったら、イヤだなあ。

 熊本から伊丹、伊丹から青森までプロペラ飛行機だった。
旧弊な人間だから、今、最先端のハイテク機よりも、古びたプロペラ飛行機の方が、落ち着く。
青森空港が濃霧だと仙台空港に緊急着陸するとのアナウンスだったが、機長の方針説明では、極力、青森空港に着陸するつもりだという。
た、たのもしい。
フム、「グッドラック」のグレートキャプテンの柴俊夫さんのラストフライトの回を思い出した。
もっとも、グレートキャプテンは、このような地味なフライトはしないだろう。
定刻より5分以上早く、到着する。ランディングも、ほんとにソフトだった。
飛行機から降りて、飛行場をぞろぞろと歩き、ターミナルビルに入る。バスもないのが、なんだか新鮮だ。

 青森空港から、ナナカマドの街路樹の道を仕事の会場に向かう。
ああ、5年前にも、この道を通って、仕事に来たのだった。
そうだった。10月末なのに、ナナカマドの真っ赤な紅葉はまだで、遠くに八甲田山が見えた。
中腹だけが黄葉していたのを、つい昨日のように思い出す。
今回もまた、とんぼ返りだ。
昔、ガールフレンドが教えてくれた、十和田湖や浅虫温泉は、一生行けないのかなと、クヨクヨ悔やむ。

 その晩の懇親会の後、地味な、市内の中心から離れたビジネスホテルに泊まる。
夜、20時ころだというのに、食事処もない。フロントに聞いて、一軒しかない近場の居酒屋に向かう。
近場と言っても、1キロ以上の灯りも何もない、闇夜のさみしい道をトボトボ歩く。

 そのお店も、ぼんやりした感じで、ひっそりと佇む。
けれども、その居酒屋の刺身は美味かった。
ヒラメ刺し、イカ刺しは絶品だ。
刺身がウメーウメー、酒がすすむ、すすむ。
アルバイトのお姉さんがまた、おきれい。
明日は難題の仕事だが、まっ、いっか。

 あけて翌日、案の定、ひどい二日酔いだ。朝メシのバイキングに行くけど、パンを一つ二つに、パム2枚でアップルジュースを飲む。
まだ、目覚めないので、コーヒーも飲む。
ホテルの無料の、自動コーヒーを操作も判らぬまま、ためすと、コーヒーカップからコーヒーがあふれ出し、それでも止まらん。
フロントから、これまた、おうつくしいお嬢さんがとんできて、コーヒーを入れ直してくれ、わかりにくくてスミマセンと詫びる。
でも、その目は、なんだか、ワタクシを不憫そうに見ている気がする。ズドンと落ち込む。

 やっぱ、深酒がいけなかったのか、仕事も芳しくない。
またまた、落ち込む。
帰りの飛行機は、知っている人たちが、あちこちに散らばって乗っていた。
伊丹につくと、もうダメ。
疲れと脱力感で、ヘロヘロのヨレヨレだ。
で、贅沢してプレミアムクラスに乗る。
でも、不思議に腹が減る。ああ、そうだった。
朝すこしで、昼はぬいているからだ。

 もう、20時過ぎの夜間フライトだから、飯など出ないのだろうな。
今まで、いつも寝ていて、プレミアムクラスでは、食事を辞退してきた。
でも、ディナーはあった。なかなか凝った懐石膳だった。フライト後、15分たって出てきて、20分足らずで、食せねばならない。

 ウ~ム、おいしかったけれど、あわただしかったあ。な~んか胸焼けした。
全ては自業自得なのだが、厄日だと呟く。


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by nonoyamasadao | 2017-05-31 11:05 | 雑文 | Comments(2)

象牙海岸

 最近、近場をタクシーで動きまわることが多い。
周りの景色など、ぼーっとして、眺めるだけだから、季節の感覚が乏しい。
もっとも、タクシーのクーラーは、よく効いている。
帰りに、自宅に戻る時だけは、どんなところからでも、歩いて帰る。
まあ、途中で、晩飯などの買い物があるから、歩くだけだが、やっと、季節感らしきものが訪れる。
昨日の夕方は、歩いていて、バカに暑いなあと思ったら、昼は夏日だったようだ。
 タクシーの運転手さんが、面白い話を聞かせてくれた。
家は田園地帯の真っ只中だそうだ。
羨ましがっていたら、これからは、カエルの声がうるさいという。
それも風情ですねというと、あ~た、そんな気楽なもんじゃありませんね。。。と胸を張る。
あ~た、はムキになっていったから、あなたがあ~たになったのかもしれない。
でも、カエルの声は、耳になじむが、いつまでたっても馴染まないのが、虫の声だそうだ。
そっかな、秋のしじまの虫の音のリーリーリーリーというのは、ボクにとっては、メルヘンだったけどな。
まあ、『逃げ恥』で、新垣結衣さんが星野源さんの役名「平匡さん」を連呼するたびに、ボクはいつも、おいしい寿司ネタの「ヒラマサ、ヒラマサ」さんと連呼しているように思う。
それと似てるかもしれない。
ぜんぜん違うか。

 以前、市電通りに面した集合住宅に住んでいた。
明け方近くなると、始発の市電の振動音や、信号機の交通信号のぴっぽーぴっぽーという音で目覚めた。
信号機の音には、ピヨピヨやカッコーカッコーがある。
あれは、横断歩道の方向を表しているそうだ。
だったら、スクランブル交差点は、どーなるんだ。

 最近、あまり目覚めがよくない。
けれど、今日は、昔、よく遊んだ友人と旅行している夢を見た。
たぶん、週末に青森に行くからだろう。もっとも、ビジネス・トリップで行って、帰るだけだ。
夢の中では、たしか、金沢方面を旅していたと思うけど、なぜか、砂浜では象牙海岸だった。
金沢方面とコートジボアールが、どこで結び付いたのか。
夢の中の世界はまことに不条理なのである。

 きっと、竹内まりやさんの♪象牙海岸と名前までつけた 遠い夏のボクの心象風景は、金沢の海岸だったのかもしれない。
そういえば、もう夏雲になっているな。


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by nonoyamasadao | 2017-05-21 11:11 | 雑文 | Comments(2)

コインランドリー

  還暦過ぎて、古希に近づきつつあるころになって、コインランドリーに行く。
ただしくは、我が生涯、2度目になる。
1度目は、老母がベッドから大転落して、救急搬送した時だった。
ああ、そういえば、なぜか洗濯には、縁がない人生だったなと、ふと気づく。
入院は一回きりだし、下宿時代もそんなに長くはなかった。
 左右に3台並ぶ洗濯機とその上に乾燥機が乗っかるようになっている。
洗濯機に、洗い物を入れながら、遠い昔の男女七人夏物語を思い出す。
明石家さんまさんが、コインランドリーで、「一枚パンツ、二枚パンツ、、、」と、パンツを投げ入れていた。
で、マネして、声に出してやってみる。
ん、面白い。これは病みつきになりそうだ。
 ま、待て。
これは、還暦過ぎて、やることじゃあない。
おそるおそる、うしろを振り向く。
誰もいない。
ああ、よかったぁ。
 
 あ、洗剤を入れるのを忘れてしまった。
でも、どこにも洗剤をいれるとは書いていない。
大丈夫かな、洗濯機が止まるのではなかろうな。。。とビクビクする。

 長く生きていくって・・・、独り言を呟き、しんみりしたキブンになる。


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by nonoyamasadao | 2017-05-19 11:11 | 雑文 | Comments(0)

さみどりの憂鬱

  風邪なのか、はたまた花粉のせいなのか不分明だが、喉の痛みが治らない。
このところ、身体のあちこちにガタが来たようで、いろいろな検査をしに、大きな病院に行き、最先端の機械で検査した。
まあ、結果オーライなのだから、ハッピーだけれど、あれこれ心配して、ああ、年をとるってのは、こういうことなんだろうな、という感触をようやく思い知った気がする。

 4月末から、5月のゴールデンウィークのころになると、昔から、さみどりの憂鬱になった。
そ~んな憂さ晴らしに、ちょうどよい具合に、2~3年前まで、週に一度は顔を合わせていた若い人たちのOB呑み会に混ぜてもらう。
朝はコッペパン、ゆでた野菜付きハムエッグ、果物は晩柑を食す。
昼は抜いて、ちょっとだけ、月末の青森出張の下調べなどする。
宴会は、20時からだから、かなりおなかがすくが、じっと我慢する。
喉の痛みは消えないが、会合に出掛けて、瓶ビールや日本酒をおいしくいただくと、すっかり治ってた。
帰るとき、お店の急な傾斜の階段には手すりがなくて、ああ、ここから落ちたら、死ぬだろうな。。。。と、恐る恐る階段を降りる。
もしもボクが有名人なら、飲酒により階段を踏み外し、脳挫傷のために急逝。66歳没。葬儀は・・・などが、頭に浮かぶ。
ひょっとしたら、こういう妄想も、あらてのさみどりの憂鬱かもしれないなどと思う。

 お店の外で、若い友達たちとしばらく名残を惜しみあってから、次回はお盆だと言われ、別れる。
連休のせいか、タクシー乗り場には、誰もいない。
タクシーで帰ると、お隣のマンションのエゴノキの花が咲いてる。
下を向いた、釣鐘形の小さな白い花だ。

 はて、エゴノキは、5月の中旬過ぎころから梅雨前の花では、なかったか。
かすかな芳香のある木だが、匂いは、まだしなかった。
静かな真夜中の雨が降りだした。


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by nonoyamasadao | 2017-05-04 17:55 | 雑文 | Comments(7)