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いつでもどこでも映画と読書、あとなんだろう
by ののちゃん
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 いままででの人生で、一番通った店は居酒屋だと思う。たぶん、これは間違えないと思う。それが今や、1ヶ月に10日の飲酒。辛いよ~。休肝日の過ごし方ってむつかしい。 それで学生時分に戻って、いつでもどこでも映画と読書に明け暮れようと思う。大好きな川上弘美さんは、読書三昧の毎日を、なんだか彩りに欠ける人生ではありますと謙遜して書いていた。 う~む、ボクの方は、こりゃ実感だなぁ。
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コニー・フランシス『渚でデイト』

  毎日、これが残暑といえるのかね。。。というぐらい暑さが厳しい。
こんな時はやっぱ、水辺ですね。明日から19日まで、お盆休暇である。

 湘南やスキー場とは無縁の青春だったけれど、せめてポップスくらいはということで、水辺にまつわる話を書く。渚がタイトルにあるポップスは数多いが、今日は「渚のデイト」にする。
「渚のデイト」は、コニー・フランシスが歌った「Tearーinーtheーvoice」(涙声)の名曲である。
コニー・フランシスが大好きで、最高のお手本だと書いた伊東ゆかりさんも歌っている。
文末に一括して掲げるが、コニーフランシスについて、穴沢ジョージさんがとても素敵なブログを書いている。
思えば、彼のブログが大好きだったから、まねして、このブログをはじめたのだった。
6年も前に書かれたものだが、今、読み直しても新鮮な気分になる。

 コニー・フランシスには、およそ三つのパターンがある。以下に、まとめてみる。
1)伸びのある高音を活かして、泣きそうになる位せつなく歌い上げるロッカ・バラード
2)思わず踊りだしたくなるような、ウキウキした気分になるリズミックなナンバー
3)2)に近いが、高音・絶叫型で、なお且つパンチの効いた歌声が炸裂するナンバー

 1)は「ボーイ・ハント(Where the boys are)」や「渚のデイト(Follow the boys)」
2)は「夢のデイト(Someone else boy)」・「想い出の冬休み(I'm gonna be warm this winter)」
3)は「バケーション(Vacation)」
という分類になるでしょうか。
ボクは2)のタイプのノリのよい曲が一番、好きかもしれない。軽くて、ハッピーな気持ちになる。
高音ではない。ひかえめに抑えた声で、さらっとしていて、あたたかいという感じだ。あと、♪Wow wow wowとか♪yeah yeahとか♪Yan Yanなどの合いの手が楽しい。
伊東ゆかりさんと弘田三枝子さんの比較論で書けば、2)は前者、3)は後者がフィットしているように思う。

 さて、「渚のデイト」は高音から始まるが、大林宣彦監督の「青春デンデケデケデケ」のワン・シークエンスでとても、効果的に使われている。
主人公の林泰文を、ゴヒイキの柴山智加さんが海水浴に誘いに来るシーンだ。
なんとも初々しい感じで、青春のウキウキ・ドキドキ・ワクワク感がよみがえってくる。
コニー・フランシスの「渚のデイト」で始まり、海辺の水遊びでは「ボーイ・ハント」(日本語)、帰り道はポールとポーラの「けんかでデイト」が流れた。
この頃の柴山智加さんは、キラキラしていて、ホントかわいい。
大林作品の「ふたり」が彼女の最高だったかもしれない。
ゆかたを着て、両手に食べかけのおまんじゅうを持って、「父ちゃん死んじゃった、三日前」と泣くシークエンスでは、思わずもらい泣きしそうになった。

 「渚のデイト」は漣健児さんの訳詞である。
♪I'll follow the boys    Whenever they go
♪I'll follow the boys   Coz in my heart I know
♪I know that somewhere   Somewhere along the way
♪I'll find my love   My own true love someday

 そこで僭越だが、拙訳を書く。どれだけ腕が違うかを際立たせるために書くのだが、さすがに、恥ずかしい。(汗)ヘボはヘボに過ぎないどころか、恥の上塗りだ。

  ついてゆくわ  どこへでも
  ついてゆくわ  自分の気持ちに正直に
  知っているの   この先のどこかで
  愛をみつけるの  いつの日か本当の愛を(拙訳)

 繰り返すが悪訳はどうか、ご容赦くださいまし。ちなみに、coz はbecauseの略だ。

 では、漣先生はどう訳されたか。さすがに、見事なものである。

♪愛したら  なにもかも
♪いつまでも  あなたのもの
♪恋したら  命さえも
♪すべては  あなたのもの

 フ~ム、こうなると、もう漣先生の独壇場ですよね。詞全体の世界観を捉え、アクセントを付けた美しい日本語だ。
漣スペシャルといったら、失礼にあたるでしょうか。
あ、もちろん、心酔し、リスペクトしている。
文脈からするとコニー・フランシスなんですけれど、伊東ゆかりさんを選んじゃいました。




by nonoyamasadao | 2008-08-12 16:49 | 伊東ゆかり | Comments(3)
Commented by sunset at 2008-08-20 10:24 x
コニー独特のつややかな声はボーイ・ハントが一番。西田佐知子・西田ひかる・伊東ゆかり・竹内まりやも歌ってますが、コ二―が最高。穴沢さんのブログで「太陽は燃えている」の解説が参考になりました。今まで「love me with all of your heart」で探しても出てこなかったのですが、Cuando Calienta el Solで検索するとザクザク出てきました。よかったです。この曲は日本では廃れてますが、今でも南欧では人気があることを知りました。そういう点で私の感覚は南欧風?なのかもしれません。
Commented by nonoyamasadao at 2008-08-20 15:35
To sunset さん
>コニー独特のつややかな声はボーイ・ハントが一番。西田佐知子・西田ひかる・伊東ゆかり・竹内まりやも歌ってますが、コ二―が最高。穴沢さんのブログで「太陽は燃えている」の解説が参考になりました。
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サンセットエヴァーさんですよね。前にフライ・ミー・トゥ・ザ・ムーンを教えていただきました。
やっぱ、コニーさんは歌唱力抜群ですからね。高音だけでなく、低音部も
よいのですねえ。どんなタイプでも大丈夫です。
ご案内の穴沢師匠のブログ、読んでなくて、今日読みました。
凄いの一語。スペイン語なんて、日本語もヘンテコになっているのに。。
Commented by sunset at 2008-08-21 11:10 x
説明が足りなくて失礼しました。お見込みの通りです。URLを入れましたが、何回入れてもスペースを削除してくださいという表示が出て入力できませんでした。
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