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いつでもどこでも映画と読書、あとなんだろう
by ののちゃん
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 いままででの人生で、一番通った店は居酒屋だと思う。たぶん、これは間違えないと思う。それが今や、1ヶ月に10日の飲酒。辛いよ~。休肝日の過ごし方ってむつかしい。 それで学生時分に戻って、いつでもどこでも映画と読書に明け暮れようと思う。大好きな川上弘美さんは、読書三昧の毎日を、なんだか彩りに欠ける人生ではありますと謙遜して書いていた。 う~む、ボクの方は、こりゃ実感だなぁ。
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ポトマック川のさくら

仕事部屋は五階にある。窓から見ると、山を背景に市内の海側が見える。
海は見えないが、緑とマンションがいっぱいある。
あちらこちらに白い塊が、散在している。たぶん、さくらだ。
もう、葉桜のはずだが、この地はさくらが多い。

東京にいたころ、忘れられないさくらがある。うんと若いころだ。
皇居のさくら並木である。
四月の中旬のころだったと思う。
イギリス大使館から竹橋に抜ける道だ。
勤務先の会社が大手取引先に迷惑をかけて、上司と一緒にお詫びに行く途中だった。
タクシーだった。
道路の両側は、満開のさくらだった。お昼の一時頃だ。青空である。
上司は、いい天気だなあ、とボソリ言った。伸びやかな感じだった。
今でも、時折思い出す。

老母がポトマック河畔のさくらがきれいだったという。
偉い政治家が寄贈したらしい。
ゴザを敷いてものを食べたりしている人がいるが、たぶん、日本人だろうなどとも言う。
ニュースか何かで見たのだろう。

前にも書いたが、僕は外国にいったことがない。
ポトマック川のさくらをネット検索してみた。
たしかに、明治の終わりころに、アメリカのタフト大統領夫人の希望により、東京市長の尾崎行雄がプレゼントしたようだ。
タフト大統領夫人はEliza.R.Scidmore(エリザ・シドモア)という作家から、さくらを知ったようである。シドモアは、向島のさくらに魅了された。

朝、ポトマック河畔のベンチで、コーヒーを飲みながらさくらを愛でるアメリカ人も絵になる。酔っ払いのオヤジたちのドンちゃん騒ぎの慣習は否定しないが、あまり美しくない。
あちらの、Sakura(flowering cherry)の観桜風景も、うん、悪くない。

通り抜けする大学では、ハナミズキの白い花が咲いていた。例年よりかなり、早いのではないか。ヤマボウシではなかった。最初、ハナミズキはアメリカのさくらとして紹介された。

昨夜、ブログめぐりをしていたら、南沙織の「ひとかけらの純情」が聴けた。
♪いつも雨降りなの 二人して待ち合わす時   
♪顔を見合わせたわ しみじみと楽しくて
♪あの恋の初めの日を 誰かここへ連れてきてほしいの(有馬三恵子作詞)

どうしたふうか、初めてデートしたときの気持ちが蘇った。
やるせないのだが、なんだか楽しい気分で寝れた。
ハニカミの美学をまっとうするタケタク兄さんなら、きっと恥を知れとおっしゃるでしょう。

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by nonoyamasadao | 2008-04-09 11:01 | 雑文 | Comments(4)
Commented by nobulinn at 2008-04-10 07:35
おはようございます。
これからまあ気の重い仕事を抱えたタクシーの中で上司の方がつぶやく「いい天気だなあ」の一言、よいですね。
その一言にその人の人生がにじみ出て居るみたいです。
そして、そのシーンを何年も忘れずにいるnonoyamasadaoさんも、すてきですね。
毎年毎年さくらを見ても、数十回・・・人はどれくらい忘れられないさくらがあるんでしょう・・・なんとなくそんなことを考えました。
Commented by nonoyamasadao at 2008-04-10 12:32
To nobulinnさん
-----
あれま、朝方に転向されましたか。こちらはこんにちは。。の時間です。

>、よいですね。
その一言にその人の人生がにじみ出て居るみたいです。
------
心優しく、かつソソッカシイ。一のことは十、十のことは百に話をふくらませるのがうまく、文句を言えば、ジョーク、ジョークでかわす上司でした。
でも、ここ一番のときに、ホント頼れる人でした。う~ん、惜しい人を。。。ってまだまだお元気です。心に残るさくら、また考えてみます。
Commented by タケタク at 2008-04-12 00:06 x
南沙織・・かぁ・・。
♪誰もいない海・・。
ワタクシにも・・南沙織の17歳という曲を聞くたびに・・耳を塞ぎたい位に・・触れられたくない過去があり・・・赤面しつつ ダダーッと一直線に地平線の彼方に消えてしまいたい衝動にかられる時があるん・・・ですよ(汗)。
二組の男女で・・海辺にキャンプに行き・・シンシアの唄が・・流れる状況で・・一泊二日のテント生活・・でんがなぁ・・。
絵に描いたような・・設定。

♪今は・・もう秋・・・。

そして・・数十年後の今。

・・そのうちの一匹が・・・ワタクシの自宅で・・大きく育ちすぎ・・ゴロンと横で、テレビ観てまんがなぁ・・あ~ぁ(涙)。

南沙織チャン・・17歳。
人生で一番キライな曲になってます!?。

nono様・・ワタクシの心の奥深い場所に沈殿し・・100トンの意志で封印していた・・タブーを・・よくも思い出させてくれましたね・・。

今日は・・眠れそうにないです・・(笑)。
Commented by nonoyamasadao at 2008-04-12 11:31
To タケタクさん
>赤面しつつ ダダーッと一直線に地平線の彼方に消えてしまいたい衝動にかられる時があるん・・・ですよ(汗)。
-----
う~ん、本文よりコメントの方が面白いっていうのは、なんだかなあ。でもシャイな兄さんらすい。排ガスだらけの純情てえヤツですね。

>そのうちの一匹が・・・ワタクシの自宅で・・大きく育ちすぎ・・ゴロンと横で、テレビ観てまんがなぁ・・あ~ぁ(涙)。
-----
あらら。そういう、いきさつですかあ。たしか舟木一夫のおっかけをしてたとかいう女性でしたね。恋愛、人生、な、なんざんしょ~、でもきっと美人だろうなあ。って、フォローになっていない。。。。か(笑)

>・・・の奥深い場所に沈殿し・・100トンの意志で封印していた・・タブーを・・よくも思い出させてくれましたね・・
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他意はないので許して紅の豚。うらやましいご夫婦ですねえ。なので、お詫びいたしま千年亀は万年。お幸せに。
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