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いつでもどこでも映画と読書、あとなんだろう
by ののちゃん
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 いままででの人生で、一番通った店は居酒屋だと思う。たぶん、これは間違えないと思う。それが今や、1ヶ月に10日の飲酒。辛いよ~。休肝日の過ごし方ってむつかしい。 それで学生時分に戻って、いつでもどこでも映画と読書に明け暮れようと思う。大好きな川上弘美さんは、読書三昧の毎日を、なんだか彩りに欠ける人生ではありますと謙遜して書いていた。 う~む、ボクの方は、こりゃ実感だなぁ。
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ブラピから始まるワンちゃんの映画あれこれ

十二月になってしまいました。
はやっ。。。そんな感じの一年でした。
東京にいたころは、十二月になると毎日が忘年会でしたね。
この十五年間はさっぱりで、さみしくもあり、それもまたいっかあ。。。などと思う今日この頃であります。

昨日は“セブン・イヤーズ・イン・チベット”を見ましてね。
さすが“薔薇の名前”のジャン・ジャック・アノーだなあって感心しました。
大自然の景観を圧倒的なスケールで撮っていましたね。最近の映画だと、ロング・ショットなど、先ず見かけないものなあ。

僕がロング・ショットに目覚めたのは、ジョージ・スティーブンス監督の“シェーン”からでした。
開巻すぐですよ。超ロング・ショットがありました。映画って、これなんだ、な~んて思ったものですよ。

墓地へと向かう、あまりにも有名なラストシーンは、
一般的な解釈だと、“死ぬ”なんてありえない方が圧倒的に多いそうですね。
そうかなあ、原作は読んでいないのですけど、銃社会の終焉とかの理屈抜きで、やっぱ悲しい結末だと思っていたけれど。

あの、映画は少年の視線で撮られておりますからね。
少年からすれば、そんなことありえないのだけど。。。
まあね、余韻を残すっていう解釈もアリかもしれないなあ。。。だとしたら、生きている?

リドル・ストーリーということになりますね。F・R・ストックトンの“女か虎か?”ですがな。。。それもまた、よしだな。
そういえば、ジョージ・スティーブンスを語る人は今やあんまりいなくなりましたね。
そして誰もいなくなった。。。には、なって欲しくない監督さんだ。

あ、もとい。“セブン・イヤーズ・イン・チベット”のことでした。
ダライ・ラマが主人公のブラピにプレゼントする、ドビュッシーの“月の光”のオルゴールが素敵な小道具でした。
帰国してドアのわずかな隙間から、ブラピが覗く“ついに面会がかなわなかった実の子供が、オルゴールを聴く”エンディングがいいですね。
じ~んとしました。

ブラピがチベットを去るシークエンスも、美しいですね。
ブラピが振り返ると、はるか遠景からダライ・ラマが見送っている。。。いや~、いい気分になりました。

なんでこの映画のことを書いているのか。。。またまた、マクラが長くなってしまいましたあ。
ブラピが外国人禁断の地のチベットのラサで、犬のエサを盗み食いするシーンがありましたね。
これ、未遂でしたけれど。

ようは、映画の中のワンちゃんについて少し、書いてみようかなって思ったのですよ。
僕はワンちゃんは大好きだけど、お犬様の趣味はまったくありません。

でも、“スウィート・ノベンバー”で、
シャーリ-ズ・セロンが実家から連れてきたワンちゃんが他人に引き取られるのですけど、
その後がどうなっているか気になっておりまして、
一ヶ月前倒しのサンタ姿のキアヌ・リーブスが、犬を取り返してクリスマス・プレゼントで、セロンに渡したとき、とてもうれしかったデス。

ノーラ・エフロン監督の“ユー・ガット・メール”だと、
トム・ハンクス君がワンちゃんを連れて、散歩してたでしょう。
最後にメグ・ライアンとキスしているとき、ズボンをくわえて引っ張るじゃありませんか。
ああいうの、かわいいなあって思っちゃうわけですよ。
他愛なく楽しくなるじゃないですか。

ジェームス・L・ブルックス監督の“恋愛小説家”というのは、生理的には好きな作品ではありませんね。
そりゃあ、オスカーですから上手く作っているとは思いますが、ジャック・ニコルソンがあんまり好きではないこともありますが、
お笑いとしてはシリアスな材料を持ち込みすぎだと思うんですよ。
屈折したコメディーですね。
ブラックなら。。。それでいいのだが、そういうつくりでもない。

病気の子供、ホモ男、潔癖症とか、なんか笑いのネタになっていないのですよ。
結局、この映画は愛嬌のあるワンちゃん一人、あ、一匹だけでもっているような気がしています。

チャールズ・ラッセル監督の“マスク”っていうのもありましたね。
ジム・キャリー主演、大のゴヒイキのキャメロン・ディアスの映画デビュー作でした。
海底宝探しのような開巻から、海底からマスクが浮上するんですよね。

な~んか、オーバーアクションでしたね。コマ落としのようなCGでしたね。
キャメロン・ディアスも、ミイラ取りがミイラで、Fall in Loveというお定まりの物語ですが、ディアスならなんでもいいのですよ。

キャメロン・ディアス、最初からセクシーでした。かわいいなあ。
うーむ、やっぱ、たまりませんわあ。

Fall in Loveといえば、
I'm Just Gonna Kiss You for the Million Time.

な~んて、ディアスが言っていましたね。
名プロデュサーだったナンシー・メイヤーズ監督の“ホリデー”のディアスのセリフですね。
“100万回分のキスをするわ”って、訳されていました。うらやましいですねえ。

“マスク”に戻ります。ジム・キャリーの愛犬がよかったなあ。
律儀といいますか、渋谷の忠犬ハチ公か、名犬リンチンチンみたいでしたよ。
最初からフリスビーをやったり、鍵を探したり忙しかったですねえ。

ジャック・ラッセル・テリアっていうんですかね。
かわいいなあ、でもそりゃディアスには、到底及びませんけれど。

ワンちゃんはマイロ(芸名マックス)っていう名前でしたね。
あ、いとしのマックスに行くと思っているでしょう。たまには読みを外してみたいものですねえ。
でも読み通りにいってみましょう。

♪赤なドレスを君に
♪作ってあげたい君に
♪愛しているんだよ 素敵な君だけを
♪Hey Hey Macks Won't you be my love そして君と踊ろう

これ、荒木一郎の名品ですよ。このあとにもロッカバラッドの“君に捧げん”なんかも、よかったなあ。
加山雄三が大嫌いだった時代でしたね。

ワンちゃん映画の締めくくりはこれにしましょう。

あ、クロード・ルルーシュ監督の“男と女”とかは挙げませんので、ご安心ください。
あのドーヴィルの海岸を老人と犬が歩いているシーン。“男と女”ですけど、あれ、ポエジーですよねえ。
聞く所によると、あれとよく似た光景をルルーシュが見て、“男と女”の原型ができたとか。。。さもありなんですね。

締めくくりに挙げるのは、やっぱローレンス・カスダン監督の“偶然の旅行者”ではないかな。
僕はそう思っています。
この映画は、
ローレンス・カスダン監督=ウィリアム・ハート=キャスリーン・ターナーの佳作“白いドレスの女”のキャストで、
ぜんぜん別の映画を撮ったのが驚きでした。
だって前作は、長く暑苦しい夜に、ねっとり、じっとりと男と女が絡み合う、かなり濃密な映画でした。

いやあ、エロティックでした。
エロおやじ満開の僕が、そうおもったくらいですから。。。ねえ、なかなかでしたよ。
でも、堂々たるミステリでもありました。

あのHっぽいお二人がフツーの夫婦だと、妙な気分になりますね。
まあ、それくらい前作のインパクトが強かったのですね。

雑談ですが、秀作“スモーク”に至るまでの、ウィリアム・ハートの頭髪の後退の歴史が、見事にたどれますねえ。いや~、お気の毒に。。。同病相憐れむってえヤツですよ。

“偶然の旅行者”は爽やかロマンティックコメディーです。
別居している妻のキャスリーン・ターナーが結局、失恋しちゃうんですけどね。
だけどサッパリ系ですよ。

ワンちゃんはコーギー種だそうです。僕の好きなタイプのワンちゃんです。犬らしい犬、って感じでした。吠え方がオーソドックスというか、カッコいいです。
まあ、ペット・ショップも出てくるし、ウィリアム・ハートのお相手のジーナ・デイヴィスは、犬の調教師ですからね。
ちょっとエキセントリックな感じですが、儲け役だったですね。
あんまり書かないほうがいいのかな。
観光気分で見てると、ホンワカ、とても楽しい気分になりました。

PS 前に書いた“川上弘美の”しょうがパン"のミステリ”(9月5日)の解答を書き忘れていました。答は“犬の散歩”でした。
出題は、北村薫著“秋の花”(東京創元社)、pp.26-27.からでした。すっかり忘れておりました。スミマセン。
著者の初長編で、僕は好きです。

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by nonoyamasadao | 2007-12-02 21:43 | 洗練コメディー映画 | Comments(0)
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