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いつでもどこでも映画と読書、あとなんだろう
by ののちゃん
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 いままででの人生で、一番通った店は居酒屋だと思う。たぶん、これは間違えないと思う。それが今や、1ヶ月に10日の飲酒。辛いよ~。休肝日の過ごし方ってむつかしい。 それで学生時分に戻って、いつでもどこでも映画と読書に明け暮れようと思う。大好きな川上弘美さんは、読書三昧の毎日を、なんだか彩りに欠ける人生ではありますと謙遜して書いていた。 う~む、ボクの方は、こりゃ実感だなぁ。
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アンコウとモーツァルト

  寒くなってくると、落ち葉の足音を聞きながら鮟鱇鍋でもつつきたい。具は、葱、春菊、豆腐があれば、それでいい。贅沢だが、鮟鱇は常磐ものがいい。
鍋はおしなべて、木枯らしの季節がふさわしい。
鮟鱇はルックスが悪いという人がいる。
だとすれば、オコゼ、フグ、イシダイ、イシガレイ、カサゴ、メゴチ、ナマズ、うまい魚はみな、ぶさいくである。
ジャニーズ系の魚は、キスとかアユを指すのでしょうか。

  味噌仕立てやしょうゆ仕立てより、水炊きがいい。昆布はいるかな。
あとは、カボスかスダチがあると尚いい。
昔はモミジオロシを使ったが、いまはいらない。
ポンズの作り方は醤油半分、大分県産のカボスを半分、たらすことにしている。ヘンかもしれないが、僕にはちょうどよい。

 鮟鱇は七つ道具が美味だ。やわらかい身だけの鍋は味気ない。
鮟鱇にはモーツァルトのピアノ協奏曲ニ短調がよく似合う、と書いたのは立原正秋だ。
前夜の残りの鮟鱇鍋で、朝の十時ごろからイッパイやっていたら、ご近所から流れてきたという。

 昼下がりに、自由が丘の坂道を歩いていたら、“エリーゼのために”がこぼれるように、流れてきたことがある。たぶん深窓の令嬢が弾いていたのでしょう。
“陽の当たる坂道”のようだった。

 僕はもうビールしか飲めない。鮟鱇鍋なら、やはり日本酒だろう。いいなあ。

 ある天才作曲家が糖尿病の悪化から重篤になった。
作曲はストレスとなるので、演奏活動だけに専念することになる。
亡くなる五年前に、彼はベーゼンドルファー225のピアノを買った。
調律師によると、彼はジャズピアニストだが、
モーツァルトのソナタを、それは上手に弾いたという。

 何を弾いたのでしょう。とても気になります。
その彼とは中村八大さんです。

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by nonoyamasadao | 2007-11-24 20:40 | 中村八大 | Comments(2)
Commented by nobulinn at 2007-11-27 19:09
こんにちは。
先日はブログにお越しいただき、ありがとうございました。
とても読書家でいらっしゃるのですね!
私も読書は好きですが、気まぐれに読み飛ばすばかりです(^^;)
あっ、川上弘美さんは私も好きです♪
メモ帳の「一番通った店は居酒屋・・・」のエッセイ、読みました。
あの人の小説も好きですが、エッセイはより好きです。
たまには映画と読書で暮れていく一日も悪くありませんね。
また、お邪魔させていただきます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
Commented by nonoyamasadao at 2007-11-28 00:36
To nobulinnさん
>こんにちは。
ーーーー
どうもどうも、ようこそ。お心づかい恐縮です。

>メモ帳の「一番通った店は居酒屋・・・」のエッセイ、読みました
ーーーー
あ、川上弘美さんの“ゆっくりさよならをとなえる”ですね。あれ、大好きなんです。

>あの人の小説も好きですが、エッセイはより好きです
ーーーー
僕もどちらかと言うと、そうです。もちろん、小説も好きなんですけれど。

>たまには映画と読書で暮れていく一日も悪くありませんね。
ーーーー
そう、たまにはが大正解ですね。
毎日、dvdを一~二本というのは、正直辛いものが・・・w)

>また、お邪魔させていただきます。
ーーーー
ハイ、閑古鳥がが鳴いておりますので、なんどでもおいでください。


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