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いつでもどこでも映画と読書、あとなんだろう
by ののちゃん
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 いままででの人生で、一番通った店は居酒屋だと思う。たぶん、これは間違えないと思う。それが今や、1ヶ月に10日の飲酒。辛いよ~。休肝日の過ごし方ってむつかしい。 それで学生時分に戻って、いつでもどこでも映画と読書に明け暮れようと思う。大好きな川上弘美さんは、読書三昧の毎日を、なんだか彩りに欠ける人生ではありますと謙遜して書いていた。 う~む、ボクの方は、こりゃ実感だなぁ。
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ほんとにどうでもいいこと

父の墓参に行く。父のお墓は茨城県の守谷市にある。

前日の15時過ぎの飛行機に乗る。
出発空港で、ざる蕎麦を食べる。

空港のちっさなブックショップで本を三冊買う。
山田詠美のエッセイ”ご新規熱血ポンちゃん ”
湯本香樹実の”夏の庭”
そして、東京本郷界隈の地図を買った。

山田詠美のエッセイは小説新潮連載のときに、すこし読んだ記憶がある。
あんまり面白くなかったけど、買った。

案の定、ぜんぜん面白くない。
そういえば、江國香織のエッセイも面白くない。

そうとう緻密な計算がなされているのだろうがー
川上弘美のエッセイは面白い。しかもさりげないが、世界観が広がっている。

最近、読んで最悪だとおもったのは、重松清のエッセイだ。
ムリして、アクセントをつけるとこうなる。
生意気を書けば、つくりすぎ。。。ではないかな。

まあね、武田百合子の” 富士日記”のようなものは、期待しちゃいないけど。
それにしても、山田詠美センセイ。エッセイはつまんない。
まあ、ありがちな文化人の交遊録だもんね。それも楽屋落ちは、あんまりノリがよくない。
悪口雑言ばかり書いたけど、
小説は宝石みたいなのになあ。後書きだって、素敵だ。
なんかフシギですね。
あのブラックのストレート・ヘアも大好きなんだけどな。
あ、これ、関係ないですよね。

母は飛行機の窓の外の景色を見ている。
いい年をして、子供のようだ。
しばらくしてまた見ると、今度は本郷界隈の地図をみている。
そして、”最近の地図はわかりやすい”という。
そっかあ、そうだろうか。

羽田に着くと、夕方の17時30分過ぎだった。
晩飯を食べなくちゃということで、
ANAの食堂街を右に、左に、縦・横・斜めとウロチョロする。
せっかくだもん、ビールくらいは飲みたいですものね。

じつは採血の結果がですねえ、遡ること、その前の日に判明したのだ。
GOT,GPT,γ-GTP,ALP,CKetcの全てが基準値の範囲内でしたあ。

いやあ、これはラッキー。11日間の断酒の効果は絶大ですなあ。
よかった、よかった。
まっ、本当はズルだけど,かたいことはいわない。。。素直に喜びましょうよね。
めでたい。ヤッター。

つーことでありまして、鮨屋、てんぷらや、和食、居酒屋ふうなど
迷い箸のようにお店を探して彷徨したけど、
やっぱり健康が第一ということで、
自然食のバンキングのお店で、生スーパードライの中ジョッキを二杯。

おから、ひじき、馬鈴薯、おでん、生野菜、煮物、サラダ、などなどお惣菜を食した。
つまり野菜でおなかをいっぱいにして、
あとヘルシーなキノコや海藻類で満腹というわけ。
体を大事にしているのですよ。

でも、驚いたのは若いカップルが多いこと。
ふーん、若いのに感心、感心。みんな、長生きしますね。
でもなんか健康的過ぎて、つまんない。
青年なら、無謀を目指してほしいね。
使い古した油のメンチカツやミックス・フライを無茶食いするとか、
激辛本場インドカレー食べ放題に挑戦するとか。。。
ねえ。。若さの特権を行使して欲しいな。
いやでも、時期が来れば食えなくなるんだからさあ。
ねえ、そう思いませんか。

でも羽田もよくわかんなくなった。すっかり、田舎モノになった。
本郷にあるビジネス・ホテルまでタクシーで行く。
年寄り同伴だから、リスクは避けませんとね。
しかし浅草は変わらないなあ。
本郷通りも変わんない。赤門も変わらない。
変わっていないと、なぜかうれしい気分になった。
これって、どういう心境なのだろう。

翌日も、タクシーで常磐自動車道を一路、守谷市へ。
谷和原インターで降りて、
取手方面へと向かうが、つくばエキスプレスが開通してから、かなり様変わりしている。
へえ、こんなところに、30階建てのマンションができるのかあ!
いっぱいマンションができたなあ、とカルチャーショック。
それだけ、墓参がご無沙汰だったという証左であります。
いや、本当にそうだ。反省しました。

前にすこし書いたが、昔は、北柏から南守谷まではさびしいというか、
茫茫たる景色だったのになあ。
新大利根有料道路を渡るときには、意識の切り替えが必要だった。
そういえば、新大利根有料道路はいずこ!と気づいたときには
通り過ぎてました。

常総線のところが立体交差になるみたいね。
あれれっ、都会になるんだね。
ふーん、そうなんだ。
よかったね、住民の皆さん。便利になって!
けど、なんかさびしい気分になった。これって、本当にいいことなのかな。
まあ、旅人の手前勝手な感傷とでもいうやつなんでしょう。

花屋で献花を買って、お寺に行く。タクシーを降りる。
お寺は天台宗である。昔、お勉強しましたね。
最澄、比叡山延暦寺ってね。
覚えていませんか。

お寺の境内には小林一茶の句碑がある。こう刻まれている。

行く歳や空の名残を守谷まで

これだったら、誰でも書けそうって思いませんか。
ねえ、どってことないな。

父のお墓の背後は竹林である。孟宗竹ではない。
真竹かなあ。よく知らない。

まだ9時前だから、そんなには暑くない。
風が吹いていないから、お線香は簡単についた。

空をながめると、いっぱいの青空。
ときどき、スズメバチっぽいのが一匹だけ飛んでくる。

大きな白い雲が青空を流れる。
飛行機は急な角度で、飛んでいる。
あの飛行機はどこに行くんだろう。

タクシーを大嫌いな携帯で呼ぶ。お暇だったら、くたばれ!ケータイを読んでください。
車でつくばエキスプレスの守谷駅に行く。
駅はすぐそばだった。

つくばエキスプレスの鈍行に乗る。それでも、かなりのスピートだ。
電車のなかでお化粧している女の人がいる。
恥ずかしくないのだろうか?
電車に乗るようなところに住んでいないので、人間ウォッチングは久しぶり。
新鮮だった。

あ、ケータイが鳴ってる。だれか話している。
そばの男だった。
身障者や妊産婦の優先座席に座っている。
ほかにも、空席がいっぱいあるのに。。。
お若いの!たぶん、どこか悪いのでしょうね。

そうこうしているうちに、秋葉原に着いた。
エスカレーターに乗る。何回もエスカレーターを乗り換えた。
でも、何回だったろう。数えていないから、よくわからないや。

外にでると、タクシー乗り場にタクシーが待機していた。
あっ、ヨドバシAKIBAが目の前にある。
秋葉原といえば、石丸電気だったのになあ。
♪石丸電気は秋葉原、ってCMがあったもの。

せっかくだからということで、
”アキバな人”や”コスプレギャル”を探したけど、
運転手さんから土日じゃないとむつかしいって言われた。そうなんだ!

運転手さんになんで、アキバっていうのか訊いてみた。
運転手さんは”アキハバラ”は発音しにくいからじゃないか。。。とそっけない。
気乗りがしないのだろう。

傍らの同伴者のわが母が、昔は”秋葉ヶ原と言った”と訊きもしないのに言う。
母の母がそう言ったという。まあ、祖母のたまわく、ってことです。

ふーん、そうなんだ。で調べてみた。
泉鏡花の”幻往来”には、
”秋葉ケ原あたりで轟々といふ汽車の響。
見附の人通も、ちらほら、夜は未だ然までに更けては居らない。”とある。

なるほど。我が母もたまには勉強になることをいう。
タクシーはANA国内線の南方面の入り口に止まった。

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by nonoyamasadao | 2007-09-22 15:58 | 短編小説・詞・詩 | Comments(0)
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