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いつでもどこでも映画と読書、あとなんだろう
by ののちゃん
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 いままででの人生で、一番通った店は居酒屋だと思う。たぶん、これは間違えないと思う。それが今や、1ヶ月に10日の飲酒。辛いよ~。休肝日の過ごし方ってむつかしい。 それで学生時分に戻って、いつでもどこでも映画と読書に明け暮れようと思う。大好きな川上弘美さんは、読書三昧の毎日を、なんだか彩りに欠ける人生ではありますと謙遜して書いていた。 う~む、ボクの方は、こりゃ実感だなぁ。
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上を向いて歩こう

昨年に宮川泰、青島幸男、今年になって植木等が亡くなった。
昔になるけど、もう一人、忘れられない人に中村八大がいた。
考えてみると、私はとてもいい時代に生まれてきたものだ。
素敵な大人たちがたくさんいたなあと思う。昭和が遠くなっていく。

青島幸男詞=中村八大曲だと“明日があるさ”が代表作だろうけど、
“九ちゃんのズンタタッタ”も名作だ。

“ズンタタッタ ズンタタッタ ズンタタッタ ズン“
ではじまって、
”それが何だ それがどうした それが何だよ~“と続く。

まくしたてるように進んで、いきなりバラードになる。
こういうの書くと、やっぱ青島幸男って天才、だと思う。

“ほんだら行進曲”の作詞も彼。
“ほんだららーほんだららー、ほんだらほだらほおおいほい”というのも意味不明だが,
なんだか凄い。

中村八大にも“じんじろげ”という、まさに奇怪な詞につけた曲がある。
作詞は渡舟人だが、
“渡りに船”のおっさんが書いた“じんじろげ”ですからね。
ラリったような。。。といいますか、アナーキックというべきか。
かなり下品な気もしたりして。。。。うーん、言葉を失っちゃいますね。

中村八大も宮川泰もピアニスト兼作曲家でしたから、
“作家性”にこだわった人たちだ。だから、J-POPのパイオニアたりえた。

宮川泰も一級の作曲家で、アレンジャーでもあり、ピアニストだった。
穴沢ジョージさんは、伊東ゆかりの"歌を教えて”がベストだと書いている。
そっかあ、そうきたかあ。
だったら、私はー

中村八大のベストはザ・ピーナッツのA面”私と私”、B面”幸福のシッポ”の2曲だなあ。
続けて聴くと、美しい世界がやさしく包みこんでくれます。"私と私”だとこう。

♪私はいつもふたり ひとりぽっちのふたり。。。で、最後の方でー
♪ランランラン ララ ランランラン。。。となります。
でも穴沢さんが言うのだから、伊東ゆかりは一度は聴いてみたい。音源あるのかな。

宮川泰にはもう一つの顔がある。こちらも有名だ。
話がうまくて、二枚目半で、
実は理論的だけど、わかりやすく音楽を解説する“サウンド解剖学”が得意だった。

とんでもない曲と曲を結びつけて、これとこれを組み合わせると、
実はこの曲ができあがる。。。というようなお遊びで楽しませてくれた。

ご本人が嬉々として話すので、
ああ、この人は本当に音楽を愛しているんだなあと思った。

“サウンド解剖学”では、こんな話をしていた。
”上を向いて歩こう“の坂本九の”なみだが・こ・ぼ・れ・ないよ・ほぉ・おぉ・に~“から、
”ふりむかないで“の”ふりむか・なっ・は・は・いで~“がひらめいたと言う。

あるいは、”明日があるさ“がいいなあと思って、
その気持ちで書いたら“若いってすばらしい”ができたという。
たぶん、これ、宮川泰のハニカミって奴でしょうね。
指揮がド派手なのに、本質はシャイ。アンサーソングって意味で言ったのだと思う。

“上を向いて歩こう”は“Sukiyaki”のタイトルでイギリス発売され大ヒット、
イギリス経由で、
オリジナルのキュー・サカモト盤が全米チャートのナンバーワンになった。

当時だと、英語以外の曲が一位になったのは、
イタリアの”ボラーレ“とベルギーの”ドミニク“だけだと、どこかで読んだ。
だって、英国のクリフ・リチャードだって、ダメだったものね。

最近になって、中村八大のピアノをCDで聴いているけど、
”ブロークン・ハーテッド・ピジョン“(渡邊晋とシックス・ジョーンズ)などだと、
ピアニストとして活躍していたときだから表現力が鋭い。
明るくて楽しいけど、カミソリみたいだ。

”ピアノ・ファンタジー”や”ピアノ・ムード“などは晩年だが、
それでも、両方に収められた“シェルブールの雨傘”は、
まったく別なピアニストとしか思えない。

次から次と洒落たフレーズをつむぎだしていく。
なんてイマジネーションが豊富なんだろう。ダイナミックでもある。
やっぱ、天才ピアニストだ。

最後に一言。確認はしていないから話半分で聞いておいてください。
“Sukiyaki”の歌詞(英語版の訳)を引用しておきますね。

♪・・・桜咲く木の下で、芸者ベイビーともう一度、
♪二人でスキヤキを食べたい

これ、ホンマかいな。どうでしょうか。しーらない。

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by nonoyamasadao | 2007-08-30 19:59 | 中村八大 | Comments(4)
Commented by 穴沢ジョージ at 2007-09-02 02:01 x
ああ、ここにいたんですね。わたくし。
♪ ひとりぽっちの〜ふたりぃ......っていうことろはよく覚えていますが、
ほかのメロディーを忘れてしまいました。
これ、シングル盤を持っているんですか?!すごいですね。
伊東ゆかりの『歌を教えて』と中尾ミエの『おんなのこだもん』
の2曲は、
日本のポップスの歴史の中でも燦然と輝く名曲です。
宮川氏のセンスの良さがここに凝縮されているんですよ〜。
こんなこと書いているうちにまた日記の更新しようかって
思っちゃいました。
また来ます。僕のところにも来てコメントくださいね。
Commented by nonoyamasadao at 2007-09-02 10:45
To 穴沢ジョージさん
>♪ ひとりぽっちの〜ふたりぃ......っていうことろはよく覚えていますが、ほかのメロディーを忘れてしまいました。
----
ご存知のように原由子さんがカバーをしています。
やっぱ、オリジナルがいい。八大さんのマイナーはめずらしい
>宮川氏のセンスの良さがここに凝縮されているんですよ〜。
こんなこと書いているうちにまた日記の更新しようかって
思っちゃいました。
----
宮川さんの白眉なら、素敵な曲でしょうね。
アジられると、興奮しちゃいます。妄想でいっぱいだあ
ブログは師匠、そろそろ書いてください。みんな、待ってます。
お願いしますっ!
Commented by 穴沢ジョージ at 2007-09-03 02:04 x
お恥ずかしいです。原由子さんのカバー知りません。
機会があったら聴いてみたいです。
確かに八大さんのマイナーはめずらしいように感じがちですが、
この『私と私』も含めて、「夢で逢いましょう」の今月の歌には結構あったという記憶が......。
有名なところだと『遠くへ行きたい』とかね。
昨日書き忘れたんですが、伊東ゆかりの『歌を教えて』は音源が見つかりません。
でも、中尾ミエの『おんなのこだもん』はCD化されているようです。
持ってませんけど・・・。
Commented by nonoyamasadao at 2007-09-03 09:36
To 穴沢ジョージさん
>お恥ずかしいです。原由子さんのカバー知りません。
ーーーー
なにをおっしゃいますやら北村大膳さま。古っ、誤用だし(笑い
わたくしなど、ご教授いただくまであの”マッシュポテト”が踊りだとは。。。お墓まで無知を持ってくとこでしたー
>確かに八大さんのマイナーはめずらしいように感じがちですが、
この『私と私』も含めて、「夢で逢いましょう」の今月の歌には結構あったという記憶が......。
有名なところだと『遠くへ行きたい』とかね
ーーーー
ほんと、そうですね。楽しそうにピアノを弾いていたイメ-ジからかも。
>昨日書き忘れたんですが、伊東ゆかりの『歌を教えて』は音源が見つかりません。
でも、中尾ミエの『おんなのこだもん』はCD化されているようです。
持ってませんけど・・・。
ーーーー
はい、rogerであります。
では密林で、中尾ミエの”おんなのこだもん”を探してみますね。
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