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いつでもどこでも映画と読書、あとなんだろう
by ののちゃん
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 いままででの人生で、一番通った店は居酒屋だと思う。たぶん、これは間違えないと思う。それが今や、1ヶ月に10日の飲酒。辛いよ~。休肝日の過ごし方ってむつかしい。 それで学生時分に戻って、いつでもどこでも映画と読書に明け暮れようと思う。大好きな川上弘美さんは、読書三昧の毎日を、なんだか彩りに欠ける人生ではありますと謙遜して書いていた。 う~む、ボクの方は、こりゃ実感だなぁ。
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きらきらひかるを読む

 なにをいまさらといわれるでしょうが、”きらきらひかる”は傑作である。
あ、江國香織の小説(新潮文庫)のほうである。

 あとは読んだ人だけに通じる話。
たとえば、pp.14-15だと、
”何の話がいい、と睦月がきいた。”から、”-、私はすっかり満足していた。”までがいい。

 どこがいいのかというと、外国の良質な短編を読んでいる気がするからだ。
外国がなんぼのものじゃ、と叱られそうだが、ちょっと日本人離れしたカ・ン・ジが好き。
柴犬とか、荻窪、時代劇の斬られ役とか、思いっきり日本そのものなのにね。
エビアン水とガルボだって、ねえ、そんなに特別な言葉ではないですよね。

 村上春樹だと翻訳小説のような感じはしても、感じだけだ。外国小説だとは思わない。
”きらきらひかる”って、”つめたいよるに”(新潮文庫)に収められている、
”つめたいよるに”と”温かなお皿”の間に書かれた作品ですね。

”温かなお皿”のなかの、”とくべつな早朝”でふと、思った。

 午前五時四十九分、この朝最初の客が来た。-以下である。
この語り口は”ニューヨーカー”か”エスクァイア”の味わいなのだと。

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by nonoyamasadao | 2007-08-03 10:46 | 江國香織 | Comments(0)
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