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いつでもどこでも映画と読書、あとなんだろう
by ののちゃん
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 いままででの人生で、一番通った店は居酒屋だと思う。たぶん、これは間違えないと思う。それが今や、1ヶ月に10日の飲酒。辛いよ~。休肝日の過ごし方ってむつかしい。 それで学生時分に戻って、いつでもどこでも映画と読書に明け暮れようと思う。大好きな川上弘美さんは、読書三昧の毎日を、なんだか彩りに欠ける人生ではありますと謙遜して書いていた。 う~む、ボクの方は、こりゃ実感だなぁ。
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我が心の原風景:「ただ、君を愛してる」を観て

 映画「ただ、君を愛してる」の森と沼は、とっても美しい。
我が心の原風景はどこだろう、と考えた。

 それはたぶん、善福寺公園だ。
同級生のかわいかった女子の家が、公園入口の橋幸夫さん邸の裏手にあった。

 陽が西に傾きかけた頃の善福寺池は、しんみりとさみしい。
貸しボート屋があり、池に向かって、木の柵をはさんで古びたベンチがある。
 池の水面は冷たい色だった。
山モミジの朽葉が、池をゆっくりと浮遊し、やがてどこかへ消えていった。

 そんな原風景が思い浮かぶ。季節は、たぶん秋だ。
映画のようにスナップ写真は撮らなかったが、とても思い出深い。

 黄昏になって、木々は、だんだんと暮色の中で姿を消して行く。
これって、40年以上昔のことだ。
この映画は、中学生1年のそんな情景とキブンを思い出させてくれた。
 毎日の色あせた風景に、鮮やかな色がついた。そんな錯覚を覚えた。

 かくして今宵も、なめらかに夜が更けていく。今夜もまた、安眠できそうだ。
↓この頃は、サイコーだった。





by nonoyamasadao | 2007-07-01 00:00 | 短編小説・詞・詩 | Comments(0)
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