いつでもどこでも映画と読書、あとなんだろう
by ののちゃん
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いままでで一番通った店は、居酒屋だと思う。これは紛れがない。
それが一ヶ月に十日の飲酒。辛か~。 休肝日の過ごし方ってむつかしい。それで学生時分に戻って、いつでもどこでも映画と読書に明け暮れようと思う。大好きな川上弘美さんは、読書三昧の毎日を、なんだか彩りに欠ける人生ではありますと謙遜して書いていた。う~ん、こちらは実感だなぁ。
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幸福のシッポ

 伊藤ユミさんが亡くなられた。
とても悲しい。
『情報ライブ ミヤネ屋』を見ていると、今度は、永六輔さんが亡くなる。
う~ん、我が青春の影法師の最後のシッポが、突然に切り落とされた感じだ。
そういえば、ザ・ピーナッツに『幸福のシッポ』(永六輔作詞)という劇中歌があった。
でも、幸福のシッポは、♪つかま~えた 幸福のシッポというつかまえるもので、うしなうものではない。

 土曜日の夜になると、『夢で逢いましょう』は、中島弘子さんのなぜかいつも、首を右40度に傾けて、「今晩は」という、おしとやかで、エレガントなご挨拶から始まった。
エンディングは、坂本スミ子さんの『夢で逢いましょう』がサビ近くなると、だんだんと照明が落ちて行って、暗くなって番組は終わった。
ああ、今週の土曜日ももうすこしで終わるなあとさみしく思った。
『シャボン玉ホリデー』では、スターダストが流れ、ハナ肇がザ・ピ-ナッツをタヌキとからかって、ガツンと肘鉄をくって、歯をむくのがエンディングだった。

 どちらの番組も、ボクが小学生のころから始まっていた。
しっかりと記憶しているけれど、一番、印象深いのは、中学生2年ころかもしれない。
頭の中は、エッチな事だけで、爆発しそうで、いざ、学校では、女の子とろくに話もできなかった。
読書では、石坂洋次郎と源氏鶏太の文庫本は読みつくして、獅子文六の『てんやわんや』とか『箱根山』、丹羽文雄の『日日の背信』とか『献身』など読んでいた。
マンガ家のちばてつやさんは、ボクより年長だけれど、同じ年ごろに、同じような読書傾向だった記事を読んだことがある。
なんだか、うれしかった。ちょっとだけ、背伸びして、ユーモア小説や今でいう不倫小説を好んで読んでた。

 永六輔さんは、作詞家ではなく、ある種、天才的な詩人だったと思う。
ただ、ヒステリックなところがあって、テレビ局の生番組をドタキャンして帰ったとかの挿話はなんどもあった。
印象に残っているのは、TBSラジオの『永六輔の誰かとどこかで』で、これは、もう、彼の独壇場だった。
まあ、間断なくしゃべるのは頭の回転が速い証左だろうが、しゃべるしゃべる、アシスタントの遠藤泰子さんは、うなづくだけだったように記憶している。
ちょっと、ドグマティックなところが、好きになれなかった。
けれど、当時としては、ハイブラウで、洗練された都会的センスの構成作家だった。時に、それが鼻についた。

 ザ・ピ-ナッツのベストは、『私と私』(作詞 永六輔)だと思うけれど、やっぱ、ザ・ピーナッツらしいのは、宮川泰さんのアレンジが冴えた『悲しき16才』とか、『恋のバカンス』のイントロも素敵だった。
伊藤ユミさんと永六輔さんに合掌。

 昔は、夜空に散らばる星のように、憧れる人たちが、いっぱいいた。
大きい星や、小さくてもキラリと光る星が、たくさんあった。
それが、一つ消え、二つ消えと、段々と星が消えていって、もう数えられるくらいになった。
とても悲しいけれど、誰かが亡くなられると、その頃の想い出が走馬灯のように蘇ってくる。

 う~ん、ちょっぴりジーンとして、やがて、心がほんのりあたたまる。
また、ぼちぼち、本でも読もうかなという気分になった。





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by nonoyamasadao | 2016-07-13 17:55 | 雑文 | Comments(0)
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