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いつでもどこでも映画と読書、あとなんだろう
by ののちゃん
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 いままででの人生で、一番通った店は居酒屋だと思う。たぶん、これは間違えないと思う。それが今や、1ヶ月に10日の飲酒。辛いよ~。休肝日の過ごし方ってむつかしい。 それで学生時分に戻って、いつでもどこでも映画と読書に明け暮れようと思う。大好きな川上弘美さんは、読書三昧の毎日を、なんだか彩りに欠ける人生ではありますと謙遜して書いていた。 う~む、ボクの方は、こりゃ実感だなぁ。
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百日紅文学

 ずいぶん昔になるけれど、この季節の夕暮れ、皇居で泰山木を偶然見たことがある。
おおきな幹の高いところに、白い花が白無垢の花嫁さんのように、うつむいて咲く。
赤い夕陽の中で、見とれていた。

 去年の暮れ、雨の杵築の武家屋敷に行く。
枯山水の庭に、なぜか、泰山木が主木だった。
これって、あり?
泰山木は北アメリカ産のモクレンですよ。。。って思った。
きれいだから、まっいっか。

 雨の石畳の急な坂道をひとり歩く。
『月様、雨が…』と妙齢な美女が傘をさしかける。
『夕立じゃ、濡れてまいろう』
ない、ない、ゼッタイにない。

 夏の花は少なくて、この地ではあまり、ザクロの木は見ない。
百日紅の紅い花は、仕事部屋から帰るときに、5~6本見る。
百日紅文学といえば、国木田独歩だと、バカの一つ覚えのように、何度も書いた。

少女は百日紅の樹によりかかって、
西の山に沈む夕日を眺めながら小声で歌をうたっているー

 そういえば、ケバイ茶髪の姉ちゃんや似合わないサングラスの姉ちゃんのように、でぇぇ~きらいだぁああっ!の太宰にもあった。

玄関の前の百日紅は、今年は花が咲きませんでした。

 ザマーミロと思いながら、読んだ。
大人とは、裏切られた青年の姿であり、大人というものはさみしいものだし、富士山には月見草がよく似合うのもよ~くわかる。

 けれど、女々しい奴め。。。は今も、変わらない。
帰途の坂道で、目の前を大きなアゲハ蝶がゆっくり、揺れながら飛んでいく。
久しぶりに、ポルノグラフィティを思い出した。
ああ、ことしも暑い夏が来たんだね。




by nonoyamasadao | 2013-07-25 13:55 | 竹内まりや | Comments(0)
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