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いつでもどこでも映画と読書、あとなんだろう
by ののちゃん
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 いままででの人生で、一番通った店は居酒屋だと思う。たぶん、これは間違えないと思う。それが今や、1ヶ月に10日の飲酒。辛いよ~。休肝日の過ごし方ってむつかしい。 それで学生時分に戻って、いつでもどこでも映画と読書に明け暮れようと思う。大好きな川上弘美さんは、読書三昧の毎日を、なんだか彩りに欠ける人生ではありますと謙遜して書いていた。 う~む、ボクの方は、こりゃ実感だなぁ。
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『ラストクリスマス』は面白い

 ベタなという若者言葉が苦手だ。
違和感を持つこと自体、蓋し、時代とずれ出したのだと思う。一昔前なら、ステレオタイプとか言ってた。考えてみれば、この言葉も持って回った言い方だ。
物語展開がありきたりといえばよいのか?。

 差し詰め、このドラマあたりはベタといわれるのだろう。
『ラストクリスマス』のDVDを見直した。1話、2話、9話など、堪能して観た。
このドラマは初見のとき、全体を通して詰まんなかった。
このころは難病且つお涙頂戴ものと同時進行で、そのアンチテーゼの作品が流行した。本作や数年後の『ファースト・キス』がそれだ。
ドラマの骨格は加山雄三の『アルプスの若大将』だ。
また車でマフラーを届けに軽井沢まで追いかけるのは『私をスキーに連れてって』で、吹雪の中,カローラをとばすシーンを思い出した。
あちこちに『ラブ・アクチャリー』のパクリが散らばっていた。

 まあ、伊原剛志が田中邦衛の青大将役だけど、いかれた脳天気なバカ息子感は希薄だ。
パパ、パパと連呼しても、また同様の大金持ちのボンボンで女性にアタックするがぜんぜん非モテでも、オヤジギャグ連発のさぶい中年というだけだ。
矢田亜希子さんが星由里子さんの澄ちゃんのように、土壇場に応援に行くと、圧倒的に劣勢だったボーリングが逆転したりして、パロディーにはなっていた。
矢田さんの役には、澄子さんのほかに、『スウィート・ノベンバー』のシャーリーズ・セロンのヒロインに似た、なにか秘密がありそうな。。。がミックスしている。すぐにネタバレで長く引っ張ってはいない。
理由があって、つき合う男をとっかえひっかえする。
 織田裕二のカードのメッセージあたりから、ああ、『ラブ・アクチャリー』のイタダキだなと気づき、ラスト近くはクリスマスの日、コリンファースが、恋人のポルトガル人の働くレストランでプロポーズをするシーンのパクリだ。レストランのセットもそっくりだった。
エンディング間近に、登場人物が全員集合のダンス場面は、空港での全員集合だった。

 でも、中目黒公園は懐かしかったし、お台場のメモリアルツリーの場面は、『すてきな片想い』のラストの最寄駅での、きらきらした大きなクリスマスツリーを思い出した。
こういうのって、ヤッパ、楽しい。

 振りえれば、不遇なクリスマスを際限なく繰り返した。こんどこそといつも思ったものだ。
この気持ちは、たぶん墓場まで持っていくのだろう。

 さて、この作品だが、エンジェルスノーをふと掬い取ってしまったり、ラストにかけてのミスリーディングは、やはり、坂元裕二が一瞬を切りとる才人であることを示すものだと思う。
こーゆーの、好きなんだよなぁ。いくつになっても、呆れるくらい進歩しない。




by nonoyamasadao | 2010-10-07 07:39 | 雑文 | Comments(0)
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