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ゆっくりとまったりと(962)
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いままででの人生で、一番通った店は居酒屋だと思う。たぶん、これは間違えないと思う。それが今や、1ヶ月に10日の飲酒。辛いよ~。休肝日の過ごし方ってむつかしい。
それで学生時分に戻って、いつでもどこでも映画と読書に明け暮れようと思う。大好きな川上弘美さんは、読書三昧の毎日を、なんだか彩りに欠ける人生ではありますと謙遜して書いていた。
う~む、ボクの方は、こりゃ実感だなぁ。
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出雲大社
30代の前半、出雲に行った。もう27~8年も前になる。色気のない旅で、夜11時近くなるまで新橋の十仁病院裏のサントリーバーで飲んだ。夜行寝台で、出雲につくと10時近かった。
夏だった。出雲大社は鳩がやけに多い。幸せを運ぶ鳥だから,まっ、いっか。 人は多いけど、みんな拝殿でお参りして帰ってゆく。 八百万の神だからというので、社の裏の砂利道をゆっくり巡回した。 後になって、川上弘美さんは高貴かつ気さくと書いたのを読んだ。けれど、違った。 棚がたくさんあった。畏怖というのか、何かの影がよぎった。太古の重たい響きがのしかかってきたような気がした。 同行者もそうだったという。ふむ、誰も行かないわけだ。本来、神様がおくつろぎになられる場所だ。 お昼近くなったので、出雲そばを食べた。 つなぎがないので、今風に言えば、ペンネみたいなそばだ。もちろん穴はあいていない。 大社の町を歩いて、日御碕にでる。ウミネコが半端でなく多い。 日御碕灯台がある。ロナルド・コースの社会的費用論を思い出す。 まあ、灯台の費用は誰が負担するのでしょうという問いだ。 恩恵を受ける船舶か。そうじゃないだろう、公共の経済の問題じゃあないかの問題だ。 薄暗い、無人の出雲大社駅から一畑端電鉄に乗る。 のどかな景色が広がって、一畑薬師に行けばよかったのにと後悔した。 あ、川上弘美さんは電車に乗ると、雷鳴が轟いたそうだ。ここだと、怖い。 宍道湖の傍のホテルに泊まった。けれどスズキの奉書焼は食べれなかった。 出雲大社の偉いところは、頼まれたので仕方なくお願いした結婚できない男も、同行者がお願いした彼の妹さんも結婚されたことだ。 ご利益はテキメンだ。 ただ、自分だとどうなるのだろう。 ワタクシ、自分のことはお願いしなかった。今のままが、永遠に続くといいなと思っていた。 アリとキリギリスである。まっ、生まれ変わっても同じことを繰り返すだろう。
by nonoyamasadao
| 2010-09-19 08:48
| 雑文
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