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いままででの人生で、一番通った店は居酒屋だと思う。たぶん、これは間違えないと思う。それが今や、1ヶ月に10日の飲酒。辛いよ~。休肝日の過ごし方ってむつかしい。
それで学生時分に戻って、いつでもどこでも映画と読書に明け暮れようと思う。大好きな川上弘美さんは、読書三昧の毎日を、なんだか彩りに欠ける人生ではありますと謙遜して書いていた。
う~む、ボクの方は、こりゃ実感だなぁ。
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私を月まで飛ばしてネ
『恋は邪魔者』を読書しながら、適当にチラ見をしていたら、なんだか、往年のハリウッド全盛期の映画のようで、少しうれしくなる。
レニー・ゼルウィガーのところで、アストラッド・ジルベルドのフライ・ミー・トゥー・ザ・ムーンが流れる。 ああ、アストラッド・ジルベルドは中学から高校にかけて、大好きだったことを思い出す。 たどたどしく、呟くように歌う。 美人だし、心もとない感じが可愛かった。まあ、一世代上のお姉さんだったけどね。 カット・バックで、ユアン・マクレガーに変わると、フランク・シナトラのフライ・ミー・トゥー・ザ・ムーンになった。 昔はシナトラ嫌いだったけれど、このぶっきらぼうなシナトラの歌い方はよいなあと感じ入る。 シナトラが歌うと、この曲こそ、アメリカのスタンダード・ナンバーだなぁって思う。 シナトラを聴くと、全部がシナトラに埋め尽くされて、他の人の入る余地が掻き消されるみたい。そこが問題だ。 Fly me to the moonねえ。『私を月まで連れてって』とでも訳すのでしょうか。 『私をスキーに連れてって』という、映画はありましたね。 命令文だから、直訳すれば『私を月まで飛ばしてネ』となるのでしょうか。 なんで、ネがつくのかといえば、以下の詞が女の子っぽいからだ。 In other words, hold my hand In other words, baby, kiss me つまり手をとって、キスして。。。これが男ではちょっと、問題ありですよ。 ボクが物心つく頃は、月の明暗はウサギが餅つきをしているといってた時代だった。 In other words(言い換えれば)、月が出たでた~の炭坑節がはやっていたし、月がとても綺麗ですね~がデートの決まり文句だったらしい。 今や、宇宙開発が進んで、地球温暖化対応がローマクラブの勧告から遅れること三十年近くたって、やっと取り組みの始まりになった。 いつの時代も、♪月がとっても青いから、遠回りして帰ろうがボクの路線なんですけれどね。 あ、黛ジュンさんの『夕月』も、結構好きでしたね。 ↓今なら、ジュリー・ロンドンが一番かもしれないけれど、懐かしいから。
by nonoyamasadao
| 2009-12-16 10:43
| 雑文
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