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いつでもどこでも映画と読書、あとなんだろう
by ののちゃん
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 いままででの人生で、一番通った店は居酒屋だと思う。たぶん、これは間違えないと思う。それが今や、1ヶ月に10日の飲酒。辛いよ~。休肝日の過ごし方ってむつかしい。 それで学生時分に戻って、いつでもどこでも映画と読書に明け暮れようと思う。大好きな川上弘美さんは、読書三昧の毎日を、なんだか彩りに欠ける人生ではありますと謙遜して書いていた。 う~む、ボクの方は、こりゃ実感だなぁ。
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健康ヲタの独白

  56才のとき、怪我で生まれて始めて入院してから、ひたすら守りに入った気がする。
もう充分生きたとは、とても言えない。
健康寿命を延ばすことに専心した。
タバコを止め、日本酒をビールに変え、ステーキのかわりに煮た野菜を食べる。
まぁ、取り乱しているわけである。

 ふと疑問に思う。
一日でも長く生きることだけに汲々とするのは、そんなに尊いことなのか。
むりしてヒマを見つけてジョギングしたり、ジムに通いエクササイズ、果ては、ハーブ、ヨガ、アロマテラピーなどに凝り、理想的な老後に気を配る。
還暦前夜にして思う。あまりに味気ない。

 生きると言うことは、大胆不敵でないとつまらない。
時流とか常識に抗い、死ぬときは一人。ふむ、自由人でありたい。
不埒な不良を気どっていたワタクシが、健康オタクとは実に嘆かわしい。
ささやかであれ、美学や矜持を失くしたら、何の哲学もない。

 さはさりながら、今すぐ死んだって、どーってことないという心境には程遠い。
かくなるうえは、せめて一年に一回くらい無頼の日をつくろう。

 さて当日にすることー。
先ず朝風呂の後には、ビール。
くわえタバコでポケットに手を突っ込み、階段はトントンと駆けて降りよう。

 晩酌は日本酒。水代わりにビールだ。
生ガキをバケツいっぱい食べよう。(実はあたった)
酒盗もよいな。(これはジンマシンになった) 
 大分に行って、フグの肝を食し、ひれ酒を飲もう。(フグの肝は毒で舌が痺れる)
大盛りラーメンスープに麺半分に、チャーハンを沈め、浮島のようにして食す。(美味だが、翌日おなかをこわす)
賞味期限一年以上の砂糖漬けのような羊かんも食そう。(糖尿になりそうな激甘)

 激辛ユッケジャンも久しぶりに食べたい。(モロ持病にこたえる)
『80ヤード独走』のように、どこぞの校庭を全力疾走で死ぬほど走る。

 年に一度のわりに、まことにイメージが貧困だ。綴ると、どーってことない。
クリスマスはパリで、お正月はニューヨークの人と、イメージの貧困さでは大差ない。
 いじらしさを通り越して、淡く悲しい気持ちになる。
だが安住すべきすみかを見つけたわけでもない。
未だ所在ない。
人間をしているのは、時に厄介でもあるが、それまた楽しい。




by nonoyamasadao | 2009-09-13 09:46 | 雑文 | Comments(4)
Commented by ta-ke-58-ta-xi at 2009-09-13 18:24
病気が嫌で・・死んでしまってもしょうがないし・・(笑)。
ボチボチ努力を。
中村治雄作曲のムーライトサーファーと共に好きなスノーキャンドルをアップしていただき感謝!!。
荷物も持てない スキーも出来ず・・サーファーでもない・・純粋田舎者であるアチキには・・夢みたいなメロディーなんですよ(涙)。
Commented by 閑居 at 2009-09-14 10:43 x
56才のとき、怪我で生まれて始めて入院してから、ひたすら守りに入った気がする、というこであるが、その気持ちはわかるような気がする。
小生も還暦が近づき腰痛となり、それがきっかけで、将来の生活を考えて、閑居を選択。人生いろいろ。これが面白いのであろう。
Commented by nonoyamasadao at 2009-09-14 11:45
To ta-ke-58-ta-xiさん
>病気が嫌で・・死んでしまってもしょうがないし・・(笑)。
ボチボチ努力を。
---------
『健康のためなら死んでもいい』でしたっけ?
読んでいませんが、メルマガ紹介記事は読んだ。確かに、ボチボチ努力を。。。でも、これがホント難しい。

>中村治雄作曲のムーライトサーファーと共に好きなスノーキャンドルをアップしていただき感謝!!。
荷物も持てない スキーも出来ず・・サーファーでもない・・純粋田舎者であるアチキには・・夢みたいなメロディーなんですよ(涙)。
-------
兄さん、前に探してましたよね。
頭脳警察の中村治雄さんって、ポップな曲を書くのですね~。感服。
純粋田舎者の都会派の兄さんと埼玉都会育ちの田舎者のワタクシ、好一対ですねえ。これって、夫婦のときの形容ですね。気持ちワリー。(笑)
この曲聴くと、スキーに行きたくなりますね。ウン、夢みたいなとこある。
Commented by nonoyamasadao at 2009-09-14 11:53
To 閑居さん
>56才のとき、怪我で生まれて始めて入院してから、ひたすら守りに入った気がする、というこであるが、その気持ちはわかるような気がする。
---------
おっ、記事とコメントが初めて、噛み合った。気持ちいい。
守ってばかりじゃ、何も始まりませんね。まぁ、ならし運転からですね。

>小生も還暦が近づき腰痛となり、それがきっかけで、将来の生活を考えて、閑居を選択。人生いろいろ。これが面白いのであろう。
--------
あれれ~~。めまいではなかったの?
腰痛は死にそうもないので、深刻には理解できないのですが、なった人は大変だと、みんな言います。お大事になさってください。腰は男の命です。
確かに、人生いろいろなんだけれど、
>これが面白いのであろう。

って、あーた、人ごとみたいに・・・(笑)
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