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いつでもどこでも映画と読書、あとなんだろう
by ののちゃん
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 いままででの人生で、一番通った店は居酒屋だと思う。たぶん、これは間違えないと思う。それが今や、1ヶ月に10日の飲酒。辛いよ~。休肝日の過ごし方ってむつかしい。 それで学生時分に戻って、いつでもどこでも映画と読書に明け暮れようと思う。大好きな川上弘美さんは、読書三昧の毎日を、なんだか彩りに欠ける人生ではありますと謙遜して書いていた。 う~む、ボクの方は、こりゃ実感だなぁ。
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夏目雅子さんのこと

 夏目雅子という夭折された美人女優さんのことを書く。蓋し、佳人薄命である。
 別に格別なファンということもなかったが、印象的なことがあって、今も忘れられない。彼女が作家の伊集院静氏と結婚してまもないころ、テレビの芸能インタビューでのことだった。

 新居(?)のある路地の生垣のような植栽からフラッと現れ、いかにも若奥さんといった感じで、初々しく、浮き浮きして取材に応じてた。
ま、そういう設定だったのでしょう。
でも、よぽど幸せだったのでしょうね。他事ながら、微笑ましく思った。
取材が終わり、彼女はまた、路地の方に歩いていって、一度振り向いて、照れたように軽く手を振り、また植栽に姿を消した。
これが、彼女の最後のテレビ出演となった。その後、舞台があり、難病、降板となる。

 今思うと、このテレビの芸能インタビューは巧まずして、ロベール・アンリコ監督、ジョアンナ・シムカス主演の『若草の萌えるころ』(原題:ジータ伯母さん)のかくれんぼのシーンと同じになった。夏目雅子さんに合掌。

 ヒロインのアニー(ジョアンナ・シムカス)にとってジータ伯母さんは、実の母よりも親しく、大好きな人だった。
そのジータ伯母さんが倒れた。医師は回復はむずかしいという。
アニーが眠れぬままに、夜の街をさまよう、たった一日だけの物語だ。

 翌朝、アニーは、ジータ伯母さんと邸の庭でかくれんぼをする。
アニーがまだ幼いころだ。ジータ伯母さんは樹の繁みに姿を隠す。
アニーがジータ伯母さんを呼ぶ。
けれど、ジータ伯母さんはかくれんぼをしたまま、姿を消してしまった。

 ここで映画はあっけなく終わる。やや成長したアニーは、ジータ伯母さんの死を人生の摂理として受容する。
さわやかな映画詩的小品でもあるが、愛する人を失った喪失感がほろ苦く、心に沁みる。

 夏休みの暑い午後、清涼な美人に逢いたくなったら、この映画のジョアンナ・シムカスである。
ボクはこの映画を十代で観たが、四十年間封印したままだ。
もうそろそろ、いいかなっと思う。




by nonoyamasadao | 2009-08-18 06:46 | 60年代ポップス | Comments(8)
Commented by ta-ke-58-ta-xi at 2009-08-20 16:17
夏目さんについては・・なかなか書けない・・・ですよね。
ワタクシもそんなにファンではありませんでしたが・・・本当に哀しい出来事。
ワタクシある意味で嫉妬したのは・・伊集院さん・・。
文春に掲載されていた記事を読んで・・グヤジイイ!!・・と。
特にヤンキースのジーター・・あのピツチャー誰だったかなあ?・・彼らの凄さを書いているのを読んで。
詩的な文章にまいりました・・・。きれいな嫁さんもらって・・しかも文才もあり・・女性にもてて・・実にうらやましかったです。
Commented by nonoyamasadao at 2009-08-20 18:31
To ta-ke-58-ta-xiさん
>ワタクシある意味で嫉妬したのは・・伊集院さん・・。
文春に掲載されていた記事を読んで・・グヤジイイ!!・・と。
----------
う~ん、安易に悲劇のヒロインしてしまうのも問題だし、でも痛ましい。
なかなか書けない・・・って、ワタクシが書いた記事なのですいません。
伊集院静氏に嫉妬というのは、本当は、モテモテ男の兄さんらしい。
すごい人にグ、グヤジイ!!とは、ヤッパ、志が違う。
ボクも文春にメディア・プロデューサーの酒井政利氏が書いていた記事が忘れられません。同じ無頼なのに、なぜにあちらはMMKで、当方は
結果論的女人禁制になるかと・・・。誰もいない。
詩的文才にまいるのは、作詞家伊達歩氏でもありますからね。ダテじゃ、ありませんよね。
Commented by 閑居 at 2009-08-21 13:45 x
銀座は品があり、落ち着いていて、やはりいいですね。若い時に出かけたことを思い出しました。
東京会館で祝賀会も喜ばしいことです。
小生は、家内の実家の草取りに出かけ、帰ってきたところです。ありそうでないのが暇。
Commented by ta-ke-58-ta-xi at 2009-08-22 17:15
岡崎さんが唄うと・・なんか曲調が変わってしまって奥様は18歳になっちゃうみたい(笑)。
トローリングストトンズ?!・・の中でも好きな曲なのになぁ・・。
Commented by nonoyamasadao at 2009-08-22 20:56
To 閑居さん
>銀座は品があり、落ち着いていて、やはりいいですね。若い時に出かけたことを思い出しました。
-------
近いのだから、いつでも行けるでしょう。出不精なんだから。(笑)
本当は、これからの方が別の楽しみがあるかもしれませんよ。

>東京会館で祝賀会も喜ばしいことです。
小生は、家内の実家の草取りに出かけ、帰ってきたところです。ありそうでないのが暇。
---------
先輩に大変、名誉なことがあって、お祝いに行ってまいりました。
まぁ、立派な先輩を持つのも、名誉なことだなあ。。。な~んて思った。
大学卒業以来の、37年ぶりとかの友人に会って、パワーをもらいました。
ワタクシなりですが、いろんなガンバリ方あるなぁ。。。と考えてしまいました。
奥方のご実家って、群馬県でしたっけ。忙中閑ありですね~。
Commented by nonoyamasadao at 2009-08-22 21:12
To ta-ke-58-ta-xiさん
>崎さんが唄うと・・なんか曲調が変わってしまって奥様は18歳になっちゃうみたい(笑)。
トローリングストトンズ?!・・の中でも好きな曲なのになぁ・・。
---------
ついオリジナルと較べちゃうものね。
でも、これ、加藤和彦センセのアレンジかプロデュースじゃなかったかしらん。ちょっと、フィル・スペクター風アレンジ、ダメでっか??
岡崎友紀さんはささやきソングの名作ドゥ・ユー・リメンバー・ミーがありますが、ストーンズのこれ、ちょっとこもって、発音もたどたどしいかな。(笑)
Commented by 閑居 at 2009-08-23 16:02 x
やっぱり 明日は楽しみ スイカ   
やっぱり 明日はさみしい 枯葉
これは山頭火もどきですね。スイカは、JRの前払いカードのスイカと解釈したほうが、旅の楽しみが広がりよさそうですね。
Commented by nonoyamasadao at 2009-08-23 18:08
To 閑居 さん
>これは山頭火もどきですね。スイカは、JRの前払いカードのスイカと解釈したほうが、旅の楽しみが広がりよさそうですね。
----------
ああ、ヤッパ、おぼえてられた。そうです、山頭火センセのパクリです。
これ、あなたから、教わったんですよ。
そのこともここの記事に書いています。
お閑なおり、のぞいてやってください。
2008年10月20日の記事です。
(http://sadanono.exblog.jp/8876845/)
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